ネットワークエンジニアを目指して・TCP/UDP - IPv6 ユニキャストアドレスのまとめ

IPv6 アドレスのセキュリティ拡張

ユニキャストアドレスについて最後に「セキュリティ拡張」といわれる
仕様について書いておきましょう。

IPv6 は自身の MAC アドレスを元に作られていきます。

ということは、IPv6 アドレスから MAC アドレスが分かって
しまいます。

そうなると、当然自分の MAC アドレスを晒したくないという
人もいるわけで。

でも、手動で設定するのは嫌ですよね。

そんな時のために、Interface ID にランダムな値を使うことが
できるようにする、規格が標準化されています。

RFC 3041

RFC 3041 では、最初のInterface ID は乱数によって生成されるため、
IPv6 アドレスかた MAC アドレスを導き出すことが不可能になります。

そのため、よりセキュリティを高めることができるわけですね。

 

ユニキャストアドレスのまとめ

以上、何回かに渡ってユニキャストアドレスについて書いてきました。

最後にユニキャストアドレスについてまとめておきましょう。

ユニキャストアドレスには以下の 3 つがあります。

  • グローバル・ユニキャストアドレス
    インターネット上に公開可能な一意なアドレス
  • リンクローカル・ユニキャストアドレス
    同じサブネット上で通信するためのアドレスで、
    セグメント上で一意なアドレス
  • サイトローカル・ユニキャストアドレス
    「サイト」に定義された特定のネットワーク上で通信するためのアドレス。
    しかし、「サイト」の定義の難しさや、「サイト」の境界ルータの扱いなど
    いろいろと問題があるため、サイトローカルアドレスは廃止される予定

次回からは、エニキャスト・アドレスマルチキャスト・アドレスについて
書いて行く予定です。

 

関連記事

メールマガジン

ネットワ-ク初心者のみなさま。
ネットワークの基礎知識を疎かにすることは
大変危険です!!

「初心者にも理解できるネットワーク技術」

これを読めばネットワークの基礎が分かる!!
ネットワーク関連の仕事に就きたいとお考えの学生の方や、ネットワークに興味があって転職を考えている社会人の方、まずは登録してみてください。

もちろん無料です!!

↓メールマガジン購読はこちら↓

メールアドレス: