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TCP/UDP - IPv6 ヘッダ

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IPv6 エッセンシャルズ
オライリー本なので、内容は高度ではあるもののIPv6の最新の仕様が盛り込まれているため、現時点でIPv6に関わるエンジニアは必須な本でしょう。
IPv6の基本構造から、ICMP、QoS、マルチキャスト、ルーティング、IPv4との相互運用まで基本的な技術はすべて網羅しています。

マスタリングTCP/IP (IPv6編)
内容は若干古いですが、IPv6の基礎(アドレス自動生成や拡張機能など)を分かりやすく解説しています。
実際にWindowsやLinuxでIPv6を使用する方法なども掲載されています。

 

IPv6 ヘッダフォーマット

 

 

それぞれのフィールについて解説していきましょう。

 

バージョン:4 ビット

バージョン・フィールドには、IP のバージョンが入り、
IPv6 では「6」が入ります。

ちなみに「5」はすでに訴権的なストリーム型プロトコルに
割り当て済みのため、「6」なのです。

 

トラフィッククラス:8ビット

トラフィッククラス・フィールドは IPv4 ヘッダでいうところの
TOS(Type Of Service)フィールドに相当します。
このフィールドを使用してパケットの優先度付けを行うことが出来ます。

トラフィッククラスフィールドがどのように使われるのかは、
RFC2472 で定義されています。

ftp://ftp.rfc-editor.org/in-notes/rfc2474.txt

 

フローラベル:20ビット

フローラベル・フィールドは、IPv4 には無かったフィールドで、
同じ扱いを必要とするパケットを識別するためのもので、
送信元ノードが中継ルータに対して、自分が送信する特定の
トラフィックフローに特別な扱いをさせるような場合に使用します。

 

ペイロード長:16ビット

ペイロード長・フィールドは、ヘッダをのぞいたパケットサイズを表します。
IPv4 のデータグラム長は、ヘッダ+データの長さでしたが、IPv6 では
ヘッダをのぞいたデータの長さになっています。

 

次ヘッダ:8ビット

次ヘッダ・フィールドは IPv4 ヘッダでいうところの、
プロトコル番号に相当するフィールドです。
IPv6 ヘッダの次のヘッダという意味で、上位プロトコルのヘッダや
IPv6 拡張ヘッダを表します。

上位プロトコルが TCP であれば、プロトコル番号は「6」、
UDP であればプロトコル番号は「17」となるのは、
IPv4 のプロトコル番号と一緒です。

 

ホップ制限: 8ビット

ホップ制限・フィールドは IPv4 ヘッダでいうところの、
TTL に相当するフィールドになります。

 

送信元 IP アドレス:128 ビット

送信元の IPv6 アドレスが入ります。

 

宛先 IP アドレス:128 ビット

宛先の IPv6 アドレスが入ります。

 

以上が IPv6 の基本ヘッダで、ここに必要に応じて「拡張ヘッダ」が
付加されます。

拡張ヘッダを使用することで、送信先までに経由する経路を指定したり、
フラグメント処理を実施したりすることで出来ます。

 

 

拡張ヘッダ

IPv4 ヘッダにはオプションヘッダがあり、様々なオプションを
追加することで、ヘッダ長が最小 20 バイトから最大 60 バイトまで
可変長になっています。

IPv6 ヘッダでは、これらオプションをすべて拡張ヘッダとして、
追加のヘッダとして定義しています。

RFC2460 で定義されているオプションには以下のような拡張ヘッダが
定義されています。

  • ホップバイホップオプションヘッダ
  • 経路制御ヘッダ
  • フラグメントヘッダ
  • 宛先オプションヘッダ
  • 認証ヘッダ
  • カプセル化セキュリティペイロードヘッダ

拡張ヘッダは以下のように、IPv6 ヘッダと上位プロトコルヘッダの間に
置かれます。

 

 

拡張ヘッダは IPv6 ヘッダ内の宛先アドレスのノードのみが
読み込んで処理します。

宛先アドレスがマルチキャストの場合は、そのマルチキャストグループに
属する全ノードが読み込んで処理をします。

このような動作をすることで、余計な処理を減らし効率よくパケットを
処理することが出来るわけです。

 

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