Pingによるトラブルシューティング 断末魔の恐怖 ツール編

解決に使ったツールはこれ!!

今回のトラブルシューティングでTくんはこんなツールを使いました。

【WindowsのPingコマンド】

トラブルシューティングの基本中の基本

Ping(Packet INternet Groper)TCP/IPネットワークの
トラブルシューティングには必須のツール
です。

Pingコマンドを使用することによって、ネットワークの様々な診断を
行うことができます。

診断を行いたい相手に対してPingを実行すると、IPパケットを送信し
そのパケットが正常に相手に届いて、正常に自分に戻ってくるかを
確認することが出来ます。

これによりネットワークが正常に動作しているかどうかを
確認することが出来るわけです。

さらに、パケットが相手に届いて自分に戻ってくるまでの時間や、
パケットがどの経路を通って相手に届いているのかといった詳細な情報を
得ることも可能なすぐれものツールです。

 

Pingの仕組み

Pingコマンドの動作について簡単に説明しておきます。
Pingコマンドで送信されるパケットには、
ICMP(Internet Control Message Protocol)のエコー要求メッセージと
エコー応答メッセージが使われます。

送信元のホストがPingを送りたい相手に対して
ICMPエコー要求メッセージを送ります。

相手側は送られてきたエコー要求メッセージに対して
ICMPエコー応答メッセージで返答します。

送信元のホストは応答メッセージを受信することで
様々な情報を取得することが出来ます。

つまりPingは疎通の確認をしたい相手に対してパケットを投げて、
受け取った側も受け取ったパケットをそのまま返すだけ
という
非常にシンプルな動作なのです。

PingはIPレベルで動作しますので、Pingが正常であればIPレベルまでは
問題は無いということが言えます。

例えば、もしPingが正常なのにFTPが接続できないなんてことがあったら、
FTPの設定の問題が高いと言えるわけです。

Pingの基本動作

Pingコマンドでもっとも単純な使い方で、しかももっともよく使うのが
「ping」に続けて相手のIPアドレスを指定するやり方です。

C:\>ping 192.168.10.1

Pinging 192.168.10.1(1) with 32 bytes(2) of data:

Reply from 192.168.10.1(3): bytes=32(4) time=19ms(5) TTL=243(6)
Reply from 192.168.10.1: bytes=32 time=12ms TTL=243
Reply from 192.168.10.1: bytes=32 time=17ms TTL=243
Reply from 192.168.10.1: bytes=32 time=14ms TTL=243

Ping statistics for 192.168.10.1:
Packets: Sent = 4(7), Received = 4(8), Lost = 0 (0% loss)(9),
Approximate round trip times in milli-seconds:
Minimum = 12ms(10), Maximum = 19ms(11), Average = 15ms(12)

Windowsでは通常、32bytesのパケットを4回、1秒おきに送信します。
その送信したパケットごとの往復時間やTTLが表示されます。

(1)宛先IPアドレス

(2)送信されるパケットサイズ

(3)相手から正常に応答があった場合に表示されるメッセージ

(4)相手から返信されてきたパケットのサイズ
通常送信したパケットサイズと返信されたパケットサイズは
同じになります。
もしサイズが違うようであれば何らかの問題が発生している
可能性があります。

(5)パケットが相手に届いて自分に戻ってくるまでの往復時間。
Windowsの場合 1ms 以下の応答だと time=<1ms と
表示されることがあります。

(6)TTL(Time To Live)値
相手からのPingの返信時に、ルータをいくつ通過したかが分かります。
ルータを1台通過するたびにこの値は1つ減ります。

(7)送信したPingパケットの数

(8)受信したPingパケットの数

(9)Pingのロスした率

(10)パケットを送信した中で最小の応答時間

(11)パケットを送信した中で最大の応答時間

(12)パケットを送信した中で平均の応答時間

 

便利なオプション

その他にもPingコマンドには便利なオプションが多数あります。

オプションについては以下のページで詳しく解説していますので、
参考にしてください。

ネットワークエンジニアを目指して・Pingコマンド実践編 (1)

ネットワークエンジニアを目指して・Pingコマンド実践編 (2)

 

結論

  • PingはTCP/IPネットワークのトラブルシューティングにおいて基本中に基本。
    だからWindowsはもちろん、UNIXやLinuxでも使えます。ルータだって使えるよ。
  • Pingコマンドによって相手までの通信が確立されているかどうかを
    調査することが可能。
  • パケットが相手に届いて自分に戻ってくるまでの時間や、パケットが
    どの経路を通って相手に届いているのかといった詳細な情報を得ることも可能
  • ネットワークの通信不具合を調べる順番は、近いところから徐々に遠くに
    攻めていくようにする。

 完結編へつづく…

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