ネットワーク層


~ネットワーク層~



図1 OSI参照モデル

第3層 ネットワーク層

 第3層であるネットワーク層では、データリンク層以下のプロトコルを利用
  し、送信元から宛先へ到達するための“ネットワークの経路を定義”してい
  ます。

 あるコンピュータから目的のコンピュータまで複数のネットワークを経由す
  る様な通信の場合、目的のコンピュータまでの経路を探し、データを運ぶ役
  目をするのがネットワーク層です。

 ネットワーク層で使用されるプロトコルで有名なのが“IP”とよばれるプロ
  トコルです。
  そしてデータを運ぶことを“ルーティング”と呼びます。
  この2つのコトバはネットワーク初心者聞いたことがあるのではないでしょ
  うか?

 様々なアクセス方式を使用していたデータリンク層同士の通信を可能にする
  のがネットワーク層ですね。

例えるなら

 データ送信を宅配便に例えるなら、ネットワーク層は送信元から宛先まで効
  率よく配達する役目といったところでしょうか。

 宅配業者が効率よく配達を行うために集荷や配送の順番を決めたり、宛先ま
  での最適な道順を決めたり、重い荷物と軽い荷物が合った場合に重い荷物を
  下に置いたりといったことを行いますよね。

 これと同じようなことをネットワーク層では行っています。

ネットワーク層といえば

 ネットワーク層の中心的プロトコルといえば“IP(internet protocol)”で
  す。
  IPの通信は宛先を特定するのに“IPアドレス”といわれる固有の値を使用し
  ます。

 ネットワークの世界では、コンピュータやネットワーク機器などの通信を行
  う機器を“ノード”と呼びます。
  そして送信元のノードから通信したい宛先のノードを特定するのに用いるの
  に使用されるのが“IPアドレス”です。

 ネットワークでは、このIPアドレスを使って宛先を特定するので当然全世界
  でユニーク(一意)な値でなければいけません。

 このメールを読んでいるということはインターネットにつながるコンピュー
  タがあると思いますが、そのコンピュータにも当然IPアドレスが割り振られ
  ているはずです。

 次回はこのIPアドレスについて解説していきます。

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