プロトコルの標準化

 

プロトコルの標準化

ネットワークに使用される機器は、多数のメーカが存在します。もしそのメ
ーカが独自にルールを決めていたらどうなるでしょう?

A社「うちのルールは“SNA”ですよ」
B社「いやいやうちのルールは“FNA”ですよ」
C社「うちは“DECnet”なんだけど」

こんな調子でメーカが好き勝手にルールを決めていたら、異なるメーカ同士
での通信を行うことが出来ません。

実際にネットワークが登場した当初は、各メーカが独自にルールを決めてい
たため異なるメーカ間での通信を想定していませんでした。

しかしユーザ側としての弊害は大きく、一度あるメーカの機器を導入してし
まうと、常にそのメーカの機器を使用し続けなければいけないことになり非
常に利便性に欠けていました。

そこで、異なるメーカ同士でも通信が出来るようにするため、国際的にルー
ルを標準化する動きが出てきたわけです。

 

標準化団体

プロトコルの標準化を行う団体はいくつかあります。

IETF(Internet Engineering Task Force)
主にインターネットで使用される技術(TCP/IPなど)の標準化を行う団体。

IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)
主にハードウエア関係の技術(LANの規格 802 など)の標準化を行う団体。

ちなみにこういった団体で標準化されたものを強制的に使用しなければいけ
ないということはなく、あくまで使用を決めるのはメーカが判断します。

つまり「こういう仕様を規格化したからよかったら活用してねぇ」と世界中
に知らせることにより標準化を促進しているにすぎないということです。

 

RFC

標準化された文書はRFC(Request for Comments)として固有の番号が付与さ
れて公開されることになります。

TCP/IP関連で有名なプロトコルのRFC
RFC791 Internet Protocol(IP)
RFC792 Internet Control Message Protocol(ICMP)
RFC768 User Datagram Protocol(UDP)
RFC793 Transmission Control Protocol(TCP)

TCP/IPに限らずネットワークプロトコルの原点はRFCであり、RFCにある技術
をしっかり理解すればそれ以外のメーカー独自の技術などはその応用に過ぎ
ません。

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