転職するということ

はじめに

ネットワークエンジニアに限らずIT業界で働いていると、
頻繁に「転職」というキーワードが登場します。

自分が転職する以外にも、同じ職場の同僚が退職したり
新しい人が入ってきたりと、他の業界に比べると
人の入れ替わりも多く、まぁ良くも悪くも新陳代謝が激しいわけです。

何を隠そう(って隠してるつもりはまったくないけど)私も
転職経験はあるわけで、それなりに転職を「したい/した」立場も
理解しているつもりだし、転職時の苦労もそれなりに
味わっていたりします。

以前、ブログに「一身上の都合に込められた思いは当人にしか分からない」
という記事を書いたときに、予想以上にご意見をいただいて
やはりこの業界の人たちは少なからず「転職」というキーワードを
避けて通ることはできんのだなぁと感じた次第。

一身上の都合に込められた思いは当人にしか分からない

自分も含めて周りで「転職」というキーワードが
多く聞こえてきていることもあり、色々な方の話を聞く機会も
あったので、ここで「転職」について書いてみたい。

書いているうちに、「仕事をすること」というもっと大きなことに
ついての、自分なりの考えについても書いてみたい。

 

軽く転職経験を

まずは私の転職経験をごくごく簡単に。

とある通信機器メーカーに入社したのがワタクシの社会人としてのスタート。
そこでネットワークエンジニアとしての第一歩を踏み始めました。

当時の会社ではネットワークエンジニアといっても、どちらかというと
下流と言われる仕事で、実際に現場に行って、ケーブルの敷設や
ラック据付といった泥臭いことから、機器の設定、保守対応なんてことを
数年やっておりました。

仕事もおもしろかったし、人間関係も良好、給料もまずまずでした。
むしろ、

「現場を知らないエンジニアはただの頭でっかちなエンジニアでしかない」

とさえ思っていたぐらいでした。

では、なぜ転職を決意したのかというと、簡単に言えば
「上流を経験したい」というよくある理由。

このまま現在の仕事をやりつづけていてもよかったのですが、
現場をそれなりに経験してきた中で、次はネットワークの設計や
折衝などプロジェクトの上流を経験したいという思いが
日ごとに強くなっていきました。

今の会社に残っていたらその目標をかなえるのは難しい状況なのは
明白でしたので、悩んだ末に転職を決意したわけです。

結果、現在は希望であった上流工程の仕事をすることが
できているので結果として転職は正解でした。

現状を維持することのリスク

転職にはリスクが付きまとうという人もいます。

  • 新しい会社に飛び込むという不安
  • 現職よりもつまらない仕事に就く可能性
  • 今まで築いてきた人間関係をチャラにして、 また1から人間関係を構築していかなければいけない

逆に「現状を維持すること」はある意味気楽だし
リスクも少ない気がします。

しかし、個人的な考えは

現状を維持する = 成長しない

なわけで、「現状に甘んじること」こそ最大のリスクだと
よく言われるのはそういう理由があるからです。

終身雇用の崩壊で、会社が一生面倒を見てくれる時代は
終わりました。

かつてのように会社に依存して生きていく生き方を
していくことは大変なリスクだと思っています。

だからこそ、常に成長し続けて、身に付けたスキルで
食べていけるようにならなければいけないんですね。

特に私の場合、努力しないと、自分にとって快適な生活パターンや
習慣へと次第に入り込んでしまう性格。

なおさら現状に甘んじることは危険で、
すでにその兆候があらわれていたのも事実です。

そこで無理やりにでも現状を変えるべく転職を決意しました。

かっちょよく言えば、「自分のキャリアは自分でつくっていきたい!!」
という気持ちもあったりして。

当時はまだ20代で、やろうと思えば何でもできる年代だと
思っていたので、新しいことにチャレンジすることの不安は少なく、
むしろ新しいことに身を投じたいという気持ちでした。

そこで早速、興味のある企業のHPに掲載されている
「採用ページ」からの応募のほかに、転職エージェントにも
登録し転職活動をスタートしました。

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