パケットキャプチャツール「Wireshark」 - パケットのフィルタリング

パケットのフィルタリング

Wiresharkでパケットをキャプチャしていると、
必要のないパケットもキャプチャしてしまうため、
パケットリスト画面がどんどん流れていってしまい、
必要なパケットを見過ごしてしまう可能性もあります。

そんなときは、必要なパケットのみフィルタリングしておくことで
効率的にキャプチャすることができます。

パケットをフィルタするには、フィルタ画面の「Filter:」を押すと、
「Wireshark Display Filter」ウインドウが立ち上がります。

Filter欄にはあらかじめよく使用されると思われるフィルタ定義が
登録されています。

例えば、「TCP only」を選択して OK を押すと、TCP 通信のパケットのみが
フィルタされて表示されます。

もちろん自分でフィルタ定義を作成することも可能です。

「Wireshark Display Filter」ウインドウを開いて、「Filter name」欄に
フィルタを区別するための名前を入力し、「Filter string」欄にフィルタの
内容を設定してから「New」ボタンを押せば追加できます。

ただし、「Filter string」欄に入力するフィルタの書式が良く分からんという方は
ウィザード形式でフィルタを作成することも可能です。

やり方は、「Filter string」欄の横にある、「Expression」ボタンを押します。
「Wireshark: Fiter Expression」ウインドウが立ち上がります。

例として「送信元IPアドレスが192.168.1.1」というフィルタを作成してみましょう。

まず、「Field name」欄から「IP」を選択します。

すると、以下のようにさらに細かな選択欄が表示されます。

ここで、今回は「送信元IPアドレス」を指定しますので、「ip.src_host - Souce Host」を選択します。

続いて「Relation」欄は「==」を選択し、「Value」欄に「192.168.1.1」を入力し、「OK」を押しましょう。

すると、「Wireshark Display Filter」ウインドウの「Filter string」欄に自動でフィルタ定義が入力されます。

後は、「Filter name」欄に好きな名前を入力し、「New」ボタンを押せば保存できます。

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