スタティックルーティングが、
「すべての宛先に対する経路情報を、ルータが静的に持っている」
すなわち、管理者がルータにルーティングを手動で設定するルーティングを
 スタティックルーティングであるのなら、「ダイナミックルーティング」
 ってのはいったいどんな動作をするでしょうか?
@ @ @
何となく想像つきますよね?
ダイナミックルーティング(dynamic routing)とは、dynamic(動的な、動的)
 という意味からも分かるように、
 
    「ルータが動的にルーティングテーブルを更新する方法のこと」
 
を呼びます。
ダイナミックルーティングはルーティングプロトコルと呼ばれるプロトコル
 を使用し、ルーティングテーブルをルータ間で交換することで、ルーティン
 グテーブルを更新していきます。
 
代表的なルーティングプロトコルには以下のようなものがあります。
ここで簡単にダイナミックルーティングの動作を見ていきましょう。
以下のようなネットワークで、PC-AからPC-Bへの通信をしたいとします。

まずRTDは、ネットワーク10.1.1.0/24は「自分のところですよ~」というこ
 とを他のルータに知らせます。
すると、RTDにある経路情報が、隣接するRTBへ伝わります。

経路情報を受け取ったRTBは、「10.1.1.0/24はRTDへ転送すれば良い」とい
 うことが分かりますので、自分のルーティングテーブルに取り込みます。

次にRTBは10.1.1.0/24の経路情報を、RTAやRTCへと伝えていきます。

RTA,RTCも同様に「10.1.1.0/24はRTBへ転送すればよい」ことが分かるため、
 それぞれ自分のルーティングテーブルに取り込みます。
このようにその他のネットワークについても、経路情報を交換していくこと
 でルーティングテーブルが完成します。

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