ルーティング・OSPF -OSPFとは?-


OSPFの特徴

  • OSPFのRouting Typeはリンクステートプロトコル
  • OSPFのMetricはコストに基づいて決定される。
  • OSPFはHOP数の制限はなし。
  • OSPFはRoutingが変更された時のみMulticast(224.0.0.5、224.0.0.6)によるAdvertise。
  • OSPFはIP上で実行される。(プロトコルタイプ89番
  • OSPFのAdministrative Distanceは110。
  • VLSM(Variable Length Subnet Mask)をサポートする。
  • 不均等パスによる負荷分散は不可能。
  • 均等不可分散はDefaultでSupport。
  • OSPFはAS番号を識別することで、1つのネットワーク上で複数の異なるルーティングプロトコルを実効できる。
  • OSPFはRoutingの変化が瞬時にフラッディングされるのでコンバージェンスか高速。
  • OSPFは各種のパスワード認証方式を使用して、ルーティング認証を実装可能。
  • OSPFではネットワークを論理的に定義して、ルータを複数のAREAに分割することのより、ネットワーク全体にわたってリンク ステート更新が増加するのを回避できる。

 

OSPF コスト

OSPFではインターフェイスのコストは、帯域幅が大きいほどコストは小さくなります。10M イーサネット回線を経由するよりも、56K シリアル回線を経由する方が、必要なオーバーヘッドが高くなり(コストが大きくなり)、時間の遅延が長くなります。コストの計算には次の公式が使用されます。

コスト = 100,000,000 / 帯域幅(bps)

たとえば、10M イーサネット回線を経由する場合のコストは 10^8/10^7 = 10 となり、T1 回線を経由する場合のコストは 10^8/1544000 = 64 となります。

OSPFのデフォルトでは、インターフェイスのコストは帯域幅に基づいて計算される。
ip ospf cost コマンドで手動設定することも可能。

OSPFではコストが同じ回線があればデフォルトでロードバランシングを行う。最大で4パスまで。

 

OSPF:ルーティングの動作

OSPFHELLOパケットをブロードキャストネットワーク(EthernetやTokenRing)では 10 秒ごと、NBMAネットワーク(Frame-RelayやATM)では 30 秒ごとに送信します。

HELLOパケット更新間隔はip ospf hello-interval で変更可能。
待機時間(HoldTime)は通常は HELLO インターバルの 4 倍で、デフォルトでは 40 秒と 120 秒。待機時間は ip ospf dead-interval コマンドで変更可能。

Hello を受信した Router は、自分の知っている経路情報を持つアップデートパケットを送信する。
このアップデートパケットを返信することで近接関係(neighbor)が確立される。
隣接関係の確認はshow ip ospf neighborコマンドで確認できる。

 

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