最適なネットワーク機器の選び方">最適なネットワーク機器の選び方

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IPネットワークを構成する機器は多数ありますが、それぞれどのような機器を選べば良いのでしょうか?ネットワークの規模やポリシーによって、一概に「これ」とは言えませんが、一般的な検討ポイントを押さえておくことは重要です。
今回は最適なネットワーク機器を選ぶためのポイントを解説してみたいと思います。今回の検討ポイントと併せて、実際にネットワーク機器を検討する際は、ネットワークの使い方や規模、予算などを軸に検討するようにしてください。

使いたい機能をサポートしているか

使いたい機能をサポートしていることが大前提です。ここで注意する点としては、サポートしている機能の詳細を調査することです。各メーカーによって機能の動作が微妙に違う場合があり、それがトラブルに繋がることもあります。特に異なるメーカー同士を接続する場合は、相互接続の観点で期待する動作をするかどうかを事前にチェックしておきましょう。机上で使いたい機能が動作するかどうか分からない場合は、実機を使った検証も検討が必要かもしれません。

期待するパフォーマンスを発揮するか

バックボーンスイッチやディストリビューションスイッチではパフォーマンスが重要になります。ネットワーク機器のパフォーマンスを簡単に知る方法は、メーカがカタログなどに記載しているスループット値です。ファイアウォールやUTMの場合は、セッション数にも注意が必要です。パフォーマンスは問題なくてもセッション数が先に頭打ちになる場合もありますので、パフォーマンスとともにセッション数の上限値もチェックするようにしましょう。

ただし注意しなければいけないのは、カタログに記載している値がそのまま現実のネットワークで出るとは限らないということです。カタログなどに記載されているスループット値は、簡易な設定のみで試験した結果になります。そのため様々な機能を有効にした場合は、スループットがカタログ値よりも出ない場合がありますので注意しましょう。

安定したバージョンを選ぶ

ネットワーク機器はソフトウェアで動作します。そのため選択するソフトウェアのバージョンはとても重要です。バージョンによってサポートする機能に差があることはもちろんのとこ、動作が不安定だったりバグがあるバージョンもありますので、事前にソフトウェアのバージョンを調査して選定することが必要です。

ソフトウェアは常に最新のバージョンを選択しておけばよいというわけではありません。利用したい機能を満たしたバージョンの中で、導入実績やバグが少ないバージョンを選択するようにします。

また、ソフトウェアのサポート期限についても注意するようにしましょう。ソフトウェアにはメーカーのサポート期限があるので、ずっと同じバージョンを使い続けることはできません。定期的にバージョンを見直し、バージョンアップを行っていくことが必要です。

保守・運用が簡易かどうか

ネットワーク導入のコストは一般的に、CAPEX(capital expenditure)とOPEX(operating expenditure)に分類されます。CAPEXは設備投資、OPEXは運用コストのことです。コスト削減というとCAPEXが注目されがちですが、ネットワークを導入してからのコストであるOPEXの削減についても検討していく必要があります。OPEXに占める割合で最も大きいのが、人件費になりこの人件費を削減することがコスト削減に繋がります。保守・運用が簡易化できれば人件費を削減することできますので、以下の検討ポイントを製品選定の観点に含めることも重要です。

リモートで管理可能かどうか

全国に拠点がある場合、各拠点のネットワーク機器でトラブルが発生した場合、拠点に出向くことなくリモートで対処出来ればコスト削減に繋がります。TelnetやSSHで遠隔地にあるルータにログインして、状態のチェックや再起動などを行えることができるかどうかをチェックしましょう。

ログの保存や出力が可能か

トラブルが発生した場合、過去のログを確認出来るかどうかは重要です。様々なログを機器内に保存出来たり、外部へ転送できる機能があればトラブルシューティングも早くなるでしょう。

外部から監視可能かどうか

ネットワーク機器を外部の監視装置から監視出来れば、トラブルが発生してもほぼリアルタイムに知ることができます。外部の監視装置から監視するには、ネットワーク機器がSNMP(Simple Network Management Protocol)をサポートしている必要があります。SNMPとは、ネットワーク管理を行うためのプロトコルです。ネットワーク機器の状態監視、リソース監視、パフォーマンス監視、トラフィック監視などを行うために使用します。

信頼性の高い仕組みとなっているか

バックボーンスイッチなど、障害がネットワーク全体に影響を及ぼす機器の場合、信頼性が高いかどうかはとても重要です。モジュール型のルータやスイッチの場合、1つのモジュールが障害で止まったとしても、トラフィックの転送が止まらない構成となっているかどうかは大きなポイントです。ネットワークへの影響を最小限にするためにも耐障害性に対する工夫がどこまで盛り込まれているかはしっかりとチェックしておきましょう。

その他

その他のポイントとして、グローバルあるいは国内での導入実績や、製品を提案するサプライヤの実績や信頼感などを検討のポイントに上げる場合もあります。特に機器を導入してもらうサプライヤには、構築や保守などをお願いする場合もあるかと思いますので、過去に付き合いのあるサプライヤから購入する場合も少なくないでしょう。
また機器の動作のクセや扱いやすいという理由からすでに運用経験がある、過去に導入した実績のある機器やメーカーの製品を選択する場合もあると思います。

そして最後は価格

ここまで検討ポイントを並べてきましたが、機器を選択する上での最重要ポイントとなるのが価格です。高ければ高いほど高機能/高パフォーマンスな機器になるのですが、ネットワーク機器はあくまでも設備投資なので、できる限り投資額は抑える必要があります。

上記検討ポイントを踏まえてリストアップした機器の中から、最終的に価格が最も安い機器を選択する場合が多いです。

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