銃・病原菌・鉄

銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
ジャレド ダイアモンド,倉骨 彰

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銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎 銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
ジャレド ダイアモンド,倉骨 彰

草思社
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歴史好きにはたまらないほど知的好奇心を満たしてくれるスゴ本。

なぜユーラシアの人類が他の大陸より一足先に「文明化」できたのか?
なぜ植民地支配をした側とされた側の差が現代にまで続いているのか?
なぜスペインはインカ支配できたのか?
なぜアメリカに移住した人たちは原住民を支配できたのか?

そんな人類の歴史のなぞを明快な説明で細部にわたり説明しています。

実際に観てきたのではないかと思うほど詳細な描写は、読者を過去にタイムスリップさせるほど引きこみ、上下巻を合わせると相当な厚さであるものの、最後まで飽きさせない。

それでもあえて本書の内容を一言でいうのであれば、上巻のプロローグに書かれているこの一文にすべてが込められている。

著者というものは、分厚い著書をたったの一文で要約するように、ジャーナリストから求められる。本書についていえば、つぎのような要約となる―――「歴史は、異なる人びとによって異なる経路をたどったが、それは、人びとのおかれた環境の差異によるものであって、人びとの生物学的な差異によるものではない」

詳細はぜひ読んでいただきたいので、ここでは書かないが、「人類の発展の歴史はこうも不平等で、持つものと持たざるものの戦いが現代まで続いているのだ」と改めて突きつけられた。

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