Ciscoルータの中身

Ciscoルータの中身

Ciscoルータも基本的には皆さんが使用しているようなPCと一緒で、メモリやCPUなど通常のコンピュータで使用されているものが搭載されています。

ただし、Ciscoルータでは、PCで使用されているハードディスク(以下HDD)は使用していません。

ルータは基本的に24時間365日稼働していなければいけません。止まることが許されない機器のため、HDDのように壊れやすいやすいものはできるだけ排除して構成されています。

でも記憶媒体はやっぱり必要になるため、CiscoルータではHDDの代わりに壊れにくい「フラッシュメモリ」「RAM」といったメモリを使用しています。また、使用されるOSも「IOS(Internetwork Operating System)」と呼ばれる専用のOSを使用して、より安定稼働するように設計されています。もちろんマウスやキーボード、ディスプレイといったデバイスは必要ないので使用できません。「ルーティング」という仕事をするためだけに、無駄な部分はすべてそぎ落とし、徹底的にチューニングされています。


Cisco ASR 1001-X

地味な配色といい、余計な飾りも何一つ無い無骨な面構え。知らない人が見れば、一見ネットワークで超重要な役割をしている装置とは思わないかもしれません。

Ciscoルータで使用されるメモリ

CiscoルータはHDDを使用せず、様々なメモリを使用することで耐障害性を高めています。

ここではCiscoルータで使用されるメモリについて見ていきましょう。

  • ROM
    ROM(Read Only Memory)とはその名の通り、読み込み専用のメモリです。CiscoルータではこのROMの中に、ルータが起動するときに使用されるブートOSを格納しています。ルータは起動時にこのブートOSを読み込みます。
  • RAM/DRAM
    DRAM(Direct Random Access Memory)は読み書き可能なメモリで、IOSやルータの設定情報(コンフィグレーション)などが格納されます。ただしこのRAMに格納された情報は、電源を切ると格納されていた情報は消えてしまうという特徴があります。
  • NVRAM
    NVRAM(Non Volatile Random Access Memory)は基本的にはRAMと同じですが、NVRAMの場合電源を切っても格納されている情報が消えません。Ciscoルータでは通常NVRAMにはルータの設定情報を格納しています。
  • フラッシュメモリ
    フラッシュメモリもNVRAMと同じようにルータの電源を切っても、格納されている情報は消えません。Ciscoルータでは通常IOSを格納するのに使用しています。

ルータを起動させると、以下の順番で各メモリから情報が読み込まれます。

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