ポート番号(序章)

サーバに複数のサービスが起動している場合

例えば1台のサーバでWebサーバとメールサーバという
2種類の役割を担っているサーバがあるとしましょう。
このサーバを仮に「SV-1」と呼びます。

ちなみにこの役割のことを「サービス」と呼びまして、
それぞれのサービスをWebサービスやメールサービス
なんて呼びます。

そのWebサーバにあなたのPCのWebブラウザでアクセスしたとします。

するとSV-1は、受け取ったパケットがWebサーバへのアクセスと
判断して、Webのデータを送り返します。

次にあなたはメールソフトでメールを送ったとします。

するとSV-1は、受け取ったパケットがメールサーバへのアクセスと
判断して処理をします。

 

ポート番号


さて、ここで問題。


SV-1はどのようにして、Webサーバとメールサーバへのアクセスを
判断しているのでしょうか。

パケットのデータをチェックして判断している?
たしかにデータ部分を確認すれば、何のサービスなのか
判断することが出来るでしょう。

でもですね、いちいち全てのパケットのデータ部分を取り出して
何のサービスなのかを判断してから、それぞれのサーバにデータを
渡すなんて非常に非効率ですよね。

そこでデータをわざわざ確認しなくても何のサービス宛のパケット
なのかを判断する機能がIP通信には備わっているのです。

それが次回解説する「ポート番号」と呼ばれる機能です。

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