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MIB(Management Information Base)
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MIB(Management Information Base)
ネットワークの監視は、1つのメーカーの機器だけではなく、
複数のメーカーの機器を監視するのが一般的。
SNMPを使って機器を管理する場合、メーカーごとに仕様がバラバラだと、
どのようなSNMPコマンドを送ればよいのかわかりません。
そこで、異なるメーカーでも同一のポリシーで管理情報を共有できるように、
MBI(Management Information Base)というフォーマットが決められました。
MIBの構造は以下のようになっています。
様々な機器が持っている情報をモレなくダブりなく定義できるように、
ルートを頂点としたツリー構造になっています。
このツリー構造のことを「MIBツリー」とか「オブジェクト・ツリー」と
呼んでいます。
SNMPを使って、機器の何の情報が欲しいのかを指定するには、
「OID(Object ID)」を使います。
OIDとは、MIBツリーをルートから辿って、目的の情報までを指定したもの。
例えば機器のシステム名を取得した場合のOIDは、
「iso.org.dod.internet.mgmt.mib-2.system.sysName」がOIDになります。
また、MIBツリーで規定されている数字で指定することも可能です。
先ほどの例の場合は、「1.3.6.1.2.1.1.5」となります。
標準MIBと拡張MIB
ここで、標準MIBと拡張MIBについても解説しておきましょう。
MIBには、大きく標準MIBと拡張MIBという2つのグループに
分けることができます。
標準MIBは、「iso.org.dod.internet.mgmt.mib-2(1.3.6.1.2.1)」配下に
あるOIDのこと。
標準MIBは一般的な機器の名称やインタフェースの情報、
稼働時間などの、一般的によく利用される情報が定義されています。
一方の拡張MIBは、「iso.org.dod.internet.private.enterprises
(1.3.6.1.4.1)」配下にあるOIDのことで、各ベンダー独自の
管理情報が定義されています。
例えばCiscoルータのFlashに保存されているファイル一覧を
取得したい場合のOIDは、
「iso.org.dod.internet.private.enterprises.cisco.ciscoMgmt.
ciscoFlashMIB.ciscoFlashMIBObjects.ciscoFlashDevice.
ciscoFlashPartitions.ciscoFlashFiles
(1.3.6.1.4.1.9.9.10.1.1.4.2.1.1.5)」がOIDとなります。
標準MIB
現在、標準MIBとして位置づけられているのが「MIB-2」です。
当初はMIB-1が標準MIBとして、RFC1156で定義されていました。
http://www.ietf.org/rfc/rfc1156.txt
その後、RFC1213で見直しが図られ、OIDを11個のグループに
分けて管理する「MIB-2」が定義されました。
http://www.ietf.org/rfc/rfc1213.txt
11個のグループは以下のとおりです。
- System (1)
機器のシステムに関する情報を管理するグループ
ノード名や機器の起動時間などの情報が管理されています。 -
Interface (2)
機器のインタフェースの情報を管理するグループ
インタフェース名や各インタフェースの受信/送信パケット数などが
管理されています。 -
Address Translation (3)
MIB-1との互換性のために残されていますが、MIB-2では未使用。 -
IP (4)
IPに関する情報を管理するグループ
正常に送受信したデータ数やエラー数などが管理されています。 -
ICMP (5)
ICMPの動作に関する情報を管理するグループ
ICMPメッセージの受信/送信数などを管理しています -
TCP (6)
TCPの動作に関する情報を管理するグループ
TCPの接続回数や失敗回数、リセット回数などを管理しています -
UDP (7)
UDPの動作に関する情報を管理するグループ
UDPデータの送受信数などを管理しています -
EGP (8)
EGPの動作に関する情報を管理するグループ -
OIM (9)
MIB-2では未使用 -
Transmission (10)
データの転送に関する情報を管理するグループ -
SNMP (11)
SNMPの動作に関する情報を管理するグループ
SNMPメッセージの送受信数やエラー数などを管理しています]
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