4月から社会人となる若者へ捧ぐ


ネットワークエンジニアという仕事は、休みがあって無いようなものでして。

社内ネットワークの工事と一口にいっても、日中の業務時間中は当然エンド
ユーザーがバンバン使用しているので止めるわけにもいかず、やむを得ず平
日の深夜や土日といったネットワークを使用していない時間帯にせっせと作
業。

ネットワークでトラブルがあった日は復旧させるまで帰れないのは当然のこ
と、分け分からんバグに遭遇した日には2連泊、3連泊なんてのもお構いな
し。
お客様が全国にあったりすると、月のほとんどを全国津々浦々と行脚の日々
を繰り返すなんて強者もおります。

月の残業が数百時間なんてのもザラなんですな。ふぅ…

そうすると、体力的にももちろん辛くなってくるのですが、何より精神的に
もかなり辛くなってきます。

  心はギスギス、胃はチクチクと「いったい何やってんだかなぁ俺…」
  なんて自問自答を繰り替えす日々が増えてくる始末。

心に余裕が無いときに限って、大きなミスを犯してしまんですよ。

その昔、お客様ルータの設定作業後に保存するのを忘れてしまい、後日停電
でルータが再起動後した後に通信出来なくなってえらいことになっちゃった
なんて今でも笑えない想い出もあるぐらい。
(あぁ今でも思い出すだけで胃がチクチク…)

この時も激務に追われて自分を失っていたときでしたねぇ。

そんな自分を失いかけているときに必ず読み返す一節があります。

今回はそんな一節をご紹介。

まぁまずは読んでみて。

 

 

【人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ】
人間、どう生きるか、どのようにふるまい、どんな気持ちで日々を送ればい
いか。本当に知っていなくてはならないことをわたしは全部残らず幼稚園で
教わった。人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるのではなく、幼稚
園の砂場に埋まっていたのである。わたしはそこで何を学んだろうか。

  何でもみんなで分け合うこと。
  ずるをしないこと。
  人をぶたないこと。
  使ったものは必ず元の場所に戻すこと。
  ちらかしたら自分で後片付けをすること。
  人のものに手を出さないこと。
  誰かを傷つけたらごめんなさいということ。
  食事の前には必ず手を洗うこと。
  トイレに行ったらちゃんと水を流すこと。
  焼きたてのクッキーと冷たいミルクは体にいい。
  釣り合いのとれた生活をすること。
  毎日少し勉強し、少し考え、少し絵を描き、歌い、踊り、遊び、そして少し
  働くこと。
  毎日、必ず昼寝をすること。
  おもてに出る時は車に気をつけ、手をつないではなればなれにならないよ
  うにすること。
  不思議だな、と思う気持ちを大切にすること。
  カップにまいた小さな種のことを忘れないように。
  種から芽が出て、根が伸びて、草花が育つ。
  どうしてそんなことが起こるのか。
  本当の所は誰も知らない。でも人間だっておんなじだ。
  金魚もハムスターもはつかねずみも、
  カップにまいた小さな種さえも、いつかは死ぬ。
  人間も死から逃れることはできない。
  子どもの本で最初に覚えた言葉を思い出そう。
  何より大切な意味を持つ言葉。「見てごらん」

                    ロバート・フルガム

 

いかがでしたか?

ネットワークエンジニアと全く関係ないって?

たしかにネットワークには全くもって関係ありませんが、そんなことよりも
もっと大切な、

 「人が人として人らしく」

生きていくために必要なことを説いています。

不安と希望に打ち震えつつ、4月を迎えようとしている新入社員の方々へ。

これから長い長い社会人としての生活を送る中で、必ず迎えるであろういく
つもの大きな壁。
そんな大きな壁に負けそうなときにでも、この一節を読み返して、

「ずいぶんちっちゃいことで悩んでいたなぁ」
「もうちょっとがんばってみるかぁ!!」

なんて気持ちになっていただければと思いますです。

 

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