Ciscoルータを効率良く行うための小技(5)

Configのバックアップ(TFTP編)

通常コンフィグのバックアップは、「show running-congfig」コマンドの結果をテキストに貼り付けて保存しておく方法が簡単ですし、一般的だと思いますが、ここでは TFTP を使ってサーバにコンフィグをコピーする方法を解説します。

コマンドは以下の通りです。

Router#copy running-config tftp:[ファイル名]

サーバ 192.168.1.1 へ TFTPを使用して「router.txt」というファイル名で保存する場合は、

コマンド実行結果

Router#copy running-config tftp:router.txt
Address or name of remote host []? 192.168.1.1
Destination filename [router.txt]?  「リターンキーを押下」
!!
3224 bytes copied in 1.747 secs (1845 bytes/sec)
Router#

もちろんあらかじめサーバ側でTFTPサービスを立ち上げておいてください。

IOSのバックアップ

先ほどの Config のバックアップと同様に、IOSイメージをバックアップすることも可能です。

Router#copy flash:[送信元ファイル名] tftp:[送信先ファイル名]

IOSイメージのファイル名は「show version」で確認することができます。

Router#sh ver
Cisco IOS Software, C890 Software (C890-UNIVERSALK9-M), Version 15.3(3)M3, RELEASE SOFTWARE (fc1)
Technical Support: http://www.cisco.com/techsupport
Copyright (c) 1986-2014 by Cisco Systems, Inc.
Compiled Wed 28-May-14 07:56 by prod_rel_team

ROM: System Bootstrap, Version 12.4(22r)YB5, RELEASE SOFTWARE (fc1)

Router uptime is 16 minutes
System returned to ROM by reload at 11:49:45 UTC Thu Mar 26 2015
System image file is "flash:c890-universalk9-mz.153-3.M3.bin"
~以下省略~

サーバ 192.168.1.1 へ、IOS イメージをバックアップする場合の実行例は以下の通りです。

コマンド実行結果

Router#copy flash:c2600-ik9o3s3-mz.123-17a.bin tftp:c2600-ik9o3s3-mz.123-17a.bin
Address or name of remote host []? 192.168.1.1     
Destination filename [c2600-ik9o3s3-mz.123-17a.bin]? 
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

~省略~
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
16019804 bytes copied in 675.199 secs (23726 bytes/sec)

IOS イメージはファイル容量が大きいため、バックアップが終了するまでにある程度時間を要します。
もし途中で通信が切れてしまうと、もう一度やり直しになってしまいます。出来れば、回線品質の安定している環境で実施することをオススメします。

ルータの初期化

ルータの設定を初期化することも、管理者であればあるかと思います。ルータを別の拠点に流用する時や、障害で交換する時など意外に多いかも知れません。

ルータを初期化するには、以下のコマンドを使用します。

Router#erace startup-config

このコマンドでstartup-configを削除して後に、ルータを再起動させます。

コマンド実行結果

Router#erase startup-config 
Erasing the nvram filesystem will remove all configuration files! Continue? [confirm] 
[OK]
Erase of nvram: complete

#ルータを再起動させる

Router#reload 
Proceed with reload? [confirm] 【リターン】

エイリアス機能

Ciscoルータにはエイリアス機能が備わっています。
エイリアス機能とはオリジナルのコマンドを、短縮したコマンドに置き換えることができる機能です。

例えば「show running-config」コマンドは長くて毎回打ち込むのが面倒くさい時に、「sr」という短縮コマンドを登録しておけば、以降「sr」コマンドを実行すれば、「show running-config」を実行してくれます。

短縮コマンドを設定するには以下のコマンドで設定します。

router(config)#alias exec [短縮コマンド] [オリジナルコマンド]

「show running-config」コマンドの短縮コマンドとして、「sr」を設定するには、

コマンド実行結果

Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.

Router(config)#alias exec sr show running-config
Router(config)#exit

ちなみにCiscoルータにはあらかじめ以下の短縮コマンドが設定されています。

短縮コマンドを多用していると、オリジナルコマンドを理解できませんし、短縮コマンドを設定しているルータしか操作できなくなってしまうかもしれません。

出来ればコマンド操作に慣れてから使用したほうが良いかもしれません。

パスワードに「?」を使用するには

セキュリティを高めるために、パスワードに「?」を使用したい方もいるかもしれません。
でもそのまま「?」を入力すると、ルータはヘルプコマンドと勘違いしてしまい設定することができません。

そんな時は、「?」を入力する前に、[Ctrl + V]と入力してみましょう。パスワードを「test?test」と設定する場合は以下のコマンドを実行します。

コマンド実行結果

Router#configure terminal
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.

Router(config)#enable secret test?test
Router(config)#exit

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