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ネットワークエンジニアとは言え、プログラミングスキルが必要な時代になってきた

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一昔前のネットワークエンジニアといえば、ネットワークだけを運用管理すればよいという時代でした。ネットワークエンジニアはあくまでネットワークだけを見て、サーバーはサーバーエンジニアが見るという完全な分業制でした。

そのため、障害時にはネットワーク屋さんはサーバーのせいにして、サーバー屋さんはネットワークのせいにするなど、ネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの間に見えない壁があったりしたのは良い思い出。

しかし今ではインフラエンジニアという名の下に、ネットワークもサーバーも一緒に見るスタイルが一般的になってきました。過去も規模によってはエンジニアが全ての業務を執り行っているケースもありましたが、その傾向が大きくなってきた印象です。

単純に同じエンジニアが一緒に見た方が効率いいよねとか、人件費削減とかビジネス的な課題からもありますが、サーバーの仮想化によって仮想サーバー上にネットワークが乗ってきたり、ネットワークもSDNによる仮想化が増えてきたといったテクノロジーの変化も要因の1つじゃないかなと思っています。

そんなこともあり、ネットワークエンジニアもサーバーの知識が必要になり、さらに仮想化の普及でプログラミングの知識も必要になってきています。この流れは今後さらに加速していくわけで、ネットワークのスキルだけではエンジニアとして頭打ちになる時代も近いんじゃないかなと思っています。ネットワークエンジニアであっても、ソースコードの読み書きが出来なければいけない時代になってきたと感じています。ネットワークスキルは知っていて当たり前、さらに+αのスキルを持っているインフラエンジニアが求められてきているのは、実際の現場の肌感覚で感じています。

そこで自身のスキルアップの意味も込めて、プログラミングに関する記事を書いていこうかと。とりあえずインフラ周りでよく使われているPythonについて解説していきたいと思います。

最終的には機械学習の分野まで伸ばしていければと、はい。自分を追い込んでいくスタイルで。

まずは一発目なので、Python開発環境の準備編の記事をアップしました。

Pythonを使用したデータ分析 -事前準備-

更新頻度は高くないとは思いつつ、ゆるく更新していければと。

今でもたまに思い出すメランコリックな思ひで


Trouble Around The Bend / Ian Sane

ついに今年もこの日がやってきた
慣れないスーツを来て期待に胸を膨らませて職場にやって来る若者たち

そう今日は4月1日
新たに後輩が増える日

そういえば後輩というキーワードで思い出した
かなり昔の出来事だけど、いまだに思い出すメランコリックな思ひで。

オレがまだ転職をする前 つまり前の会社でSEなんぞをやっていた時のこと
その日オレは自分のユーザーのネットワーク更改のための資料作りを事務所でせっせとしていたときのことである

後輩から電話が掛かってきた

後輩「すいませんakiさん。ちょっとトラブってまして」

オレ「おう どうした?」

後輩「本社にあるルータに増設したモジュールが認識しないんすよ」
 
 
話を聞いてみると今日コアのルータに新たにモジュールを増設して本社と拠点間を繋ぐ工事をしているらしい
モジュール増設の手順は問題なさそうであった
 
 
オレ「そうかぁ それはハード不良かもしれないなぁ よし変わりのモジュールが事務所にあるからそれ持って今からそっち行くよ」

後輩「マジっすか?ありがとうございます! 助かります!」

30分後 現地に到着して早速変わりのモジュールを増設してみた
しかし結果は変わらない
現状正常に使えているモジュールが挿入されているスロットに挿しても変わらない

後ろではお客様が時計を気にしながら仁王立ちしている

現場はチリチリとした緊張感とチワワの様にすがるような目つきでオレを見る後輩

やばいやばいぞ

おっ落ち着けオレ

職場で動作確認をして正常に使えているモジュールを持ってきているのでとりあえずハード自体の不良では無いようだ
そこでふとルータのバージョンを確認してみた

 
・・・

 
んっ?バージョン11.1?

搭載されているOSのバージョンが古いのである
たしかこのモジュールって11.2から対応だったような・・・
事務所にいる同僚に確認すると確かに11.2から対応だという

 
ビンゴでありピンチである

 
お客様が席を外した隙に後輩に問いただした

「えっあっ・・・ すいません確認してませんでした・・・」
 
 
最悪である
地雷踏んじまったよ

ちなみにこの後輩 社会人3年目
SEとしてそれなりに一人でこなし始めていた時期である

後輩はオレのスーツの裾を握りしめ何も言わず立ちつくしていた
しかし涙目で懇願するその姿は全てを語っていた・・・
 
 
「尻拭いお願いしまっす」
 
 
それからお客様が戻ってくるまでの間 必死に謝罪する言葉を探していたのは言うまでもない・・・

報道されないネットワークエンジニアの裏側


Engineer 2.0 – the Networked Engineer / stylianosm

会社までの約一時間の通勤時間は、オレにとっては必要不可欠な時間でして

普段は読書がメインなのですが読む本が無いときはメタル(通称:暴虐重金属音楽)を聞いて悦に浸っているか、はたまた人間ウォッチングに勤しんでいる

つい最近も通勤中読書をしていると

「BGPフラッピングがさぁ・・・」
「ブロードキャストストームが・・・」

などと若い兄ちゃん二人が話をしていた

周りの人は何のことだか分からないだろう
きっとデカレンジャーの必殺技について熱く語っているとでも思っているに違いない

しかしネットワーク屋の端くれであるオレの触手が動いた
何やらネタがオレを呼んでいる!!

で、耳をダンボにして聞いていると、

若者A「○○さんが設計したネットワークがボロボロでさぁ、その尻拭いで大変だったよ」
若者B「○○さんCCIE持ってるのにの設計もロクに出来ねえよなぁ」

などど○○さんという会社の先輩らしき人のことをミソカスに言っていた

うんうん そういう頭でっかちんな人はどこの職場でもいるよね
なんて思いながら聞いていると若者二人はさらに話を続けた

若者A「でもさぁオレは思うんだ。」

若者B「何を?」

若者A「○○さんて盆栽いじりが趣味じゃん?」

若者B「うん」

若者A「いっそのこと植木屋に転職した方が良くなくない?」

若者B「ほぅほぅ 趣味を仕事にするってことだね」

若者A「そうそう。OSPFが分かる植木屋ってなかなかいないじゃ~ん」

などと言いながら二人でグハグハ笑っていた

なるほど確かにサブネットマスクの計算が出来る植木屋なんてなかなかいないもんな~
「う~む ずいぶん枝が伸びてきたなぁ ちょっとサマライズするかぁ」
なんて言いながらおもむろに枝を切り始める植木職人なんてカッコイイよねぇ
などと妄想を膨らませていると

なにやらオレの斜め前に座っているおじさんがワナワナと震えているではないか

おっ?この人もネットワーク屋かな?なんて思いながらオレはその後も毒舌トーク全開な若者二人の話に聞き入っていた

その後 若者二人は最寄り駅に到着したらしく二人仲良く電車を降りていった

とその時 オレの斜め前に座っているおじさんがスックと立ち上がり
周りの人たちにアメフトタックルを食らわしながら猛然と駅にダッシュし若者二人につかみかかり涙と怒りがブレンドされた形相で叫んだ

ゴルァー!おまえら●×▲☆※・・・・・・

電車は肝心な部分をかき消すかのように静かにドアが閉まり

おじさんの悲哀に満ちた怒声を余韻に残し走り出した

結局そのおじさんがあの話の当人だったのか はたまた若者二人の上司だったのか定かではない

いずれにしても「天空の城ラピュタ」を見終わった後の何とも言えないあの清々しさと胸を締め付ける想いでいっぱいになった

それ以来あの三人に会いたくて出来るだけ同じ時間の同じ車両に乗車しているものの未だお目にかかっていない

「スタートボタンってどこですか…?」


Start/Stop button on a Miele tumble dryer / viZZZual.com

同じネットワーク業界で働いていた僕の友人がこのたびネットワーク業界から足を洗って実家の家業を継ぐことになりまして。
で、その友人と淡く儚い想い出を語り合っているとき、一緒に仕事したとんでもないプロジェクトのことを思い出した。

それは…

全国数百拠点という大規模なネットワーク構築を担当したときのこと。

規模が規模なだけに全国に散らばる拠点に赴き、実際に構築を行う作業員の確保が予想以上に難航。
スケジュールが6ヶ月という長期だったこともあり、いつもお願いしている業者に断られたためいろいろツテを頼って探しましたよ。

そこで見つけたCという会社。
その担当者は、

「ぜひうちにお任せください。」
「うちは全国に人員を配置しています。」

と、出てくるのは非常にたのもしい言葉ばかり。

そこまで言うのならお願いしようじゃないのってんでお願いしたんだけど、これが後に起こる大火事の火種だったとは…

C社の作業統括者さんには事前に作業手順書の配布と手順の説明を行い、さあいよいよ半年に渡る構築工事の開始という段階に入ってその火種から煙がもくもくと上がり始めたわけです。

構築工事初日、友人と私、C社の作業統括者さんはお客様本社の一角に作られたプロジェクト本部に席を設けさせてもらい、そこから各拠点に指示を送ることになっていました。

しばらくすると拠点にいる作業者から連絡が入りました。

「すいません。ルータ設置したんですけど、お客さんが通信できないって言ってるんですけど。どうしたら良いでしょう?」

「Pingも飛ばないですか?」

「えっ?いっいやPingはやってないっすけど…」

いやいやあなた、作業手順書読んでますかぁ?
と、言い争っている場合ではないです。
まずは原因を特定しないと。

「じゃあまず接続が問題ないか一緒に確認しましょう。」

てな感じで切り分けをしていったわけですよ。

事前に手順書読んでないなんてのは最低ですが、まあここまでは百歩譲ってよしとしましょうよ。

物理的な接続は問題ないみたいなので、後はルータの情報を確認しなくちゃだなぁなんて思って、

「じゃあルータにコンソール接続してもらってよろしいですか?」

とお願いすると、

「あの~すいません。パソコンあんまり良く知らないもので指示してくれますか?」

ときたもんだ。

怒りを通り越して呆れ返りましたよ。ほんとに。

終了予定時間も迫っていたため、通信出来ないこの状況を何とかしなければいけません。

「じゃあまずはターミナルソフトを起動してください。スタートボタンのプログラムにあるはずですから。」

と指示すると、その作業者は一言
 
 
 
 

「すいません、スタートボタンってどこですか…?」
 
 
 
 
 
これにはぶっ飛びましたね。
どういうことだと。

でもねこれだけじゃ終わらなかったんですよ。

その後もやれシスコルータのコマンドが分からないだの、やれPingの打ち方が分からないだの、挙句の果てにパソコン忘れましたなんてのもありましたね~。

あとから聞いた話ですがどうもこのC社、人員が足りなかったので急遽学生のアルバイトを雇ったらしいんですよ。

いや~もうあちこちで火の手が上がりまくりでした。

すでに構築段階でスケジュールも「きっちきち」だったため、とにかく手取り足取り指示をしてなんとか無事構築できたのですが、いろんな意味で学ぶことが多かったプロジェクトでございました。

友人よこのときの苦渋を想えばなんだって出来る。
新天地でもがんばれ!!