タグ : インターネット

Mary Meekerが毎年恒例のインターネット・トレンド レポート の2015年版を公開

インターネット・トレンド レポート

今年もMary Meeker女史が”Internet Trends” レポートを発表しました。

2015 Internet Trends — Kleiner Perkins Caufield Byers

このレポートはIT業界の重要な統計データをまとめたレポートで、毎年発表されていて、2015年版は全部で196ページという大作です。

IT業界に身を置いている方は見ておいて損はないと思うぐらい充実しています。

個人的に気になったスライドを紹介します。

インターネットユーザーは1995年の35万人から、2014年には28億人に増加。

2015 Internet Trends — Kleiner Perkins Caufield Byers

モバイルユーザーは1995年の80万人から、2014年には52億人に増加。

2015 Internet Trends — Kleiner Perkins Caufield Byers2

1995年と2015年のインターネット企業の時価総額ランキングを比較。

トップ15社の合計時価総額は、1995年で168億ドルで2015年で2兆4000億ドルに増加。

1995年にトップ15内にランクインしている企業で、2015年もランクインしているのは、Appleのみ。

2015 Internet Trends — Kleiner Perkins Caufield Byers_dhrpj

モバイルユーザー数とインターネットユーザー数の推移

kpcbweb2.s3.amazonaws.comfiles90Internet_Trends_2015.pdf1432738078_24rlc

モバイルとデスクトップの1日辺りの利用時間

kpcbweb2.s3.amazonaws.comfiles90Internet_Trends_2015.pdf1432738078_xt1nw

インターネット広告市場の推移

kpcbweb2.s3.amazonaws.comfiles90Internet_Trends_2015.pdf1432738078_xgl5s

コミュニティツールはメールからSlackへ。

kpcbweb2.s3.amazonaws.comfiles90Internet_Trends_2015.pdf1432738078_2alnp

支払はオフラインからオンラインへ。

kpcbweb2.s3.amazonaws.comfiles90Internet_Trends_2015.pdf1432738078_ngxuy

メッセージングアプリの使用率とセッション数ランキング

kpcbweb2.s3.amazonaws.comfiles90Internet_Trends_2015.pdf1432738078_g7xs0

主要メッセージングアプリの各種数値

kpcbweb2.s3.amazonaws.comfiles90Internet_Trends_2015.pdf1432738078_kbr2u

アジア発のメッセージングアプリの機能比較

kpcbweb2.s3.amazonaws.comfiles90Internet_Trends_2015.pdf1432738078_d1tfg

ドローンの出荷台数推移

kpcbweb2.s3.amazonaws.comfiles90Internet_Trends_2015.pdf1432738078_fhxqa

高スキルが必要な仕事の求人推移

1983年から2015年で2倍に増加。

kpcbweb2.s3.amazonaws.comfiles90Internet_Trends_2015.pdf1432738078_14456

18歳から32歳で結婚する人の割合

kpcbweb2.s3.amazonaws.comfiles90Internet_Trends_2015.pdf1432738078_lf902

オンラインマーケットの成長率

kpcbweb2.s3.amazonaws.comfiles90Internet_Trends_2015.pdf1432738078_uu7h4

ちなみに、過去のインターネットトレンドレポートは以下にまとまっています。

2015 Internet Trends — Kleiner Perkins Caufield Byers

Internet.orgのネット中立性問題とこれからのインターネットについて

internet.org

internet.orgのネット中立性問題

Facebookが始めた、無料でユーザーにインターネットを提供するプロジェクト「Internet.org」ですが、ネットの中立性という問題にさらされているようで、世界に存在意義と重要性を説得するのに苦労しているようです。

Facebookは、無料でユーザーにインターネットを提供するプロジェクトであるInternet.orgをプラットフォームへと変更することを明かした。このプロジェクトでは、利用できるサービスを厳選する「壁に囲まれた庭」アプローチを採っていたが、ネットワーク中立性の基本理念に抵触するとして、多くの批判にさらされていた。

via:ネットワーク中立性の問題を受け、FacebookはInternet.orgを開発者に解放する | TechCrunch Japan

Internet.orgプロジェクトとは

Internet.orgは、「いまだインターネットに接続していない世界の3分の2の人々にウェブアクセスを提供する」ことを目標に、モバイルキャリアと提携して、無料でWebサービスにアクセスできる環境を提供しています。利用するには、Internet.orgのモバイルアプリやWebサイト、パートナー企業のWebブラウザを利用してアクセスします。

現在サービスを開始している地域は、アフリカ、ラテンアメリカ、アジアで、特にこれまでインターネットにアクセス出来なかった地域に対して提供をしています。

提供しているサービスは、Facebookの「Messenger」やWikipedia、各地域のニュースサイトなど。

Internet.orgのネット中立性問題とは

Internet.orgは利用出来るサービスに制限があり、さらに利用できるサービスをFacebookが選別するという仕組みを取っていました。

そのため、「それって差別じゃね?」とネットの中立性が大きな問題になっています。

ネットの中立性とは、「インターネット上のすべてのトラフィックが平等に扱わなければならないとする考え方」です。

Internet.orgは選ばれたサービスのみにしかアクセスできなくしているため、ネット中立性の侵害にあたるとして、大きな批判を浴びています。

そんなネット中立性の原則に反しているという問題を受けて、2015年5月にinternet.orgの開発者向けプラットフォームを、起業家や開発者向けに公開すると発表しました。

Today, we’re introducing the Internet.org Platform, an open program for developers to easily create services that integrate with Internet.org. We’re also giving people more choice over the free basic services they can use.

via:Announcing the Internet.org Platform | Facebook Newsroom

それでも批判は止まらず

FacebookがInternet.orgのプラットフォーム化のアナウンスを出しても、批判は止まらないようで、インドで大きな批判を浴びてから、現在はインドネシアやコロンビア、パキスタン、ジンバブエなどの国からも批判が上がってきているようです。

Facebook’s Internet.org project, which offers people from developing countries free mobile access to selected websites, has been pitched as a philanthropic initiative to connect two thirds of the world who don’t yet have Internet access. We completely agree that the global digital divide should be closed. However, we question whether this is the right way to do it. As we and others have noted, there’s a real risk that the few websites that Facebook and its partners select for Internet.org (including, of course, Facebook itself) could end up becoming a ghetto for poor users instead of a stepping stone to the larger Internet.

via:Internet.org Is Not Neutral, Not Secure, and Not the Internet | Electronic Frontier Foundation

ではどうすべきか?

Facebookが打ち出したInternet.orgという取り組みは、構想自体はとても夢があるし、全てを批判すべき内容ではないと思います。

ただ、「インターネット上のすべてのトラフィックが平等に扱わなければならないとする考え方」というネットの中立性と、「どこでも無料でアクセスできる」というインターネット環境は水と油というか、相容れない部分ではないかと考えると、少し筋が良くない気もします。

この相容れない2つの問題に対して、どのような答えを出せるのでしょうか?

一つの可能性として面白いなと思ったのが以下のサービスです。

東南アジアで100万人の会員を持つYOYOホールディングス、 モバイルインターネットを無料化するロックスクリーン広告アプリ 「PopSlide」をインドネシアで配信開始

via:【お知らせ】モバイルインターネットを無料化するロックスクリーン広告アプリ「PopSlide」をインドネシアで配信開始 | YOYO Holdings

DeNA出身の方が設立した、シンガポールを統括拠点としたスタートアップ企業が始めたサービスで、特徴は各種広告をAndroidのロックスクリーン上に掲載することで、無料でインターネットが使える「PopSlide」というサービスを展開しています。

広告を掲載することの費用対効果と、パケット通信料のバランスで成り立っているビジネスのようなので、今後どこまで伸びるかは未知数ですが、ネットの中立性を担保しながら、インターネットアクセスを無料にするというビジョンは、Internet.orgにも通じるところがあり、面白いビジネスモデルだなぁと思います。

今後、Internet.orgの様なモデルに進むのか、その他のモデルに進むのかは分かりませんが、何らかの形で全世界の人々がインターネットにアクセスする時代は間違いなくやってくるんだろうなと思っています。

「internet.org」が、世界のインターネット接続の状況を発表

photo-1423278220277-c63a9688ec90

全世界の人々がインターネットに接続するために

Facebookが全世界にインターネット環境をもたらすことを目指して立ち上げた団体「internet.org」が、世界のインターネット接続の状況を発表しています。

A Report on Global Internet Access, a new study by Internet.org examines the current state of global internet connectivity and takes a close look at who’s connected, who’s not and why.

via:The State of Global Connectivity | Facebook Newsroom

グローバルな接続の状態| Facebookのニュース 2015-03-05 08-18-32

全世界のインターネットに接続した人は27億人で全体の37.9%とのこと。
先進国の接続率は76.2%で、発展途上国は29.8%にとどまっています。

インターネットの利用率も鈍化していて、2014年はグローバルで8.7%の成長となった。

state-of-connectivity_3.pdf 2015-03-05 08-27-04

state-of-connectivity_3.pdf 2015-03-05 08-27-48

今後、インターネットの接続率は向上させていくためには以下の3つの取り組みが必要だと書かれています。

インフラ

そもそもインターネットに接続出来るインフラが整備されてないといけない。
世界人口の90%以上がモバイルが使える地域に住んでいるので、モバイルをインフラの主役となる可能性を秘めている。

手頃な価格

人々はインターネットにアクセスするためのコストを払う余裕がないため、手ごろな価格であることが受容。
1日2ドル未満で生活しているようなアフリカでも払えるような料金プランが必要になってくる。

関連性

インターネットを使ったことが無い人々に対して、インターネットというものを知ってもらうこと、さらに英語以外の言語を使っている人々も読み書きできるように多数の言語に対応していかなければいけない。
世界の80%に該当するコンテンツを提供するには、少なくても92の言語に対応させる必要がある。

グローバルな接続の状態| Facebookのニュース 2015-03-05 08-38-05

詳細は以下のPDFをどうぞ

State of Connectivity(PDF)

5歳の子にIoTをどうやって説明すれば良いか?

5159177886_1276e96f54

2015年に49億ものデバイスがインターネットに接続し、2020年には250億個のデバイスがインターネットに接続されると言われ、まさにIoT(Internet of Things)の時代がすぐそこに来ています。

ただ、「IoT」というキーワードは言葉だけが先行していて、IoTがどういうもので、なぜ必要で、どのようなビジネスに発展していくのか、具体的なイメージを持っている人はまだ少ないのではないでしょうか。
まだまだバスワードの域を超えていないように思います。

海外でもIoTの本質が分からない方が多いようで、その筋の著名な方々が「5歳の子にIoTをどうやって説明すれば良いか?」という質問に対して答えている記事がありました。

The Internet of Things is becoming an increasingly important part of the technology industry, with analysts estimating that 4.9 billion ‘things’ will be connected this year, rising to around 25 billion by 2020.

But what is the IoT really about? We asked the technology industry to give us their simplest and most straightforward answer – the one you’d give to a five-year-old – check out the findings below…

via:How To Explain The Internet Of Things To A Five-Year-Old

CA TechnologiesのCTOや、SalesforceのVPの方など、IoT市場に詳しい著名人が「5歳の子にどうやって説明すれば良いか?」という質問に対して分かりやすく答えてくれています。

詳細は元記事を読んでもらえればと思いますが、その中でSalesforce VPの説明が分かりやすかったので訳してみました。

Eileen O’Mara, VP at Salesforce

“Imagine if a car, a kettle and your toothbrush could all speak to you. The car could let you know that its tires need air, the kettle that the boiled water is cooling and you should hurry up and make that cup of tea before it gets too cold, and your toothbrush lets you know when you’ve brushed your teeth for two minutes as it’s best to keep your teeth healthy.

In the Internet of Things, the car, the kettle, your toothbrush and many other things become smart and get a voice. This means they can communicate with you even when you’re not around, and you can control them remotely – all through an app on your phone.”

車やケトル、あなたの歯ブラシが、あなたと会話することができることを想像してみてください。
車自身が、タイヤに空気が必要であることを知っていて、ケトルは沸騰したお湯が冷める前に急いでお茶を入れるカップを用意する必要があることを知っていて、あなたの歯ブラシは、あなたが2分間ブラッシングすることが、健全な歯を保つために必要な事だと知っています。

IoTは、車やケトル、歯ブラシ、その他の多くのモノが、「スマート」になり「声」を持ちます。

これらのモノは、あなたの携帯電話上のアプリを通して、あなたの近くにいなくでも、彼らと通信することが出来て、あなたはリモートでそれらを制御することが出来るのです。

photo credit: “Activate the world” (or: what “mobile” really means) via photopin (license)

IoTに関するインフォグラフィック

最近は説明が難しいキーワードをインフォグラフィックを使って説明するのが浸透してきているようなので、IoTに関するインフォグラフィックを探してみました。

海外の記事ですが、以下のインフォグラフィックが割と分かりやすかったです。

Check out the infographic below to see what smart products people want, and what ones they can live without. A smart lightbulb sounds great, but a smart diaper…not so much.

via:What Consumers Want — and Don’t Want — From the Internet of Things (Infographic)

1416009293-Internet-of-Things-Infographic

アカマイが2013年1Qの世界のインターネットトラフィックレポートを公開

アカマイが2013年1Qの世界のインターネットトラフィックレポートを公開していました。

The State of the Internet 1ST QUARTER, 2013 REPORT(PDF)

セキュリティ関連では、世界の攻撃トラフィックのうちの34%が中国からのトラフィックとのこと。

www.akamai.com/dl/akamai/akamai_soti_q113.pdf?WT.mc_id=soti_Q113

国別のインターネット接続速度を見ると、韓国が14.2Mbpsでトップ。 日本は2位の11.7Mbpsで、世界平均は3.1Mbps。

www.akamai.com/dl/akamai/akamai_soti_q113.pdf?WT.mc_id=soti_Q113

ブロードバンドの接続率も1位韓国、2位日本。

www.akamai.com/dl/akamai/akamai_soti_q113.pdf?WT.mc_id=soti_Q113

資料によると、世界平均のインターネット接続速度は、3.1Mbps。

その他、世界的に関心のある出来事が起きたときの、インターネットトラフィックの変化についてもレポートされていて、ベネズエラのウゴ・チャベスが死去した時には、HTTPトラフィック(Hits/sec)が跳ね上がったとのこと。

www.akamai.com/dl/akamai/akamai_soti_q113.pdf?WT.mc_id=soti_Q113

他にも興味深いデータが公開されていますので興味ある方はどーぞ。