カテゴリー : ビジネス書

事業戦略のレシピ

事業戦略のレシピ
鬼頭 孝幸, 山邉 圭介, 朝来野 晃茂
日本能率協会マネジメントセンター ( 2008-05-07 )
ISBN: 9784820745075

最近、事業戦略を策定する場に参加することが増えてきて、エンジニアとの2足のわらじ状態でかなり忙しい毎日を送っています。

エンジニアという仕事の面白さは何か?と問われると、いくつもありますがその1つに、

・現状の問題点を浮き彫りにし、
・その問題点を解決するために最適なシステムを検討して。
・最も最適なシステムを選択し、
・様々な機器を使って1つのシステムを構築し、
・最終的にそのシステムを無事にローンチさせてクライアントに「ワォ!」と言わせる

とくに成功までの課程が

なんてことだったりします。

で、事業戦略策定に携わって感じたのですが、事業戦略を策定することも大きな意味では同じで、

・現状の分析
・考えられるオプションを洗い出し、
・様々なオプションから現時点での最適解を導き出し、
・アクションプランにまで落とし込み、
・PDCAで
・最終的に結果を出してクライアントに「ワォ!」と言わせる

というわけで、事業戦略の策定も面白さを見いだしていたり。

とはいえ、今まで事業戦略なんてまともに考えたことがなかったので、なんか分かりやすい本ないかなぁと色々と読んでみた中で、とっかかりとして非常に分かりやすい書籍がありましたのでご紹介。

事業戦略は通常、現状分析から始まって、最終的にアクションプランへの落とし込みまで持っていくことが重要なのですが、本書も事業戦略の各ステップ「現状分析」「戦略プション策定」「オプション評価・絞込み」「計画・アクションへの落とし込み」で、実際に何をどのように考えてアウトプットしていけばよいのか、その際に注意するポイントは何か、などなどを非常に分かりやすく解説してくれていますので、私のような初心者を助けてくれる超実用書です。

本書だけで事業戦略の全てを学べるわけではないですが、一般的な事業戦略策定のノウハウを学ぶことが出来ますので、本書を出発点により深く高度な戦略手法を学んでいけばよろしいかと。

目次

オープニング「戦略」とは何か
第1章 戦略を作る前に
第2章 戦略策定ステップ1 現状分析
第3章 戦略策定ステップ2 戦略オプション策定
第4章 戦略策定ステップ3 オプション評価・絞込み
第5章 戦略策定ステップ4 計画・アクションへの落とし込み
第6章 確実に「実行」するために

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション—人生・仕事・世界を変える7つの法則

スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則 スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション―人生・仕事・世界を変える7つの法則
カーマイン・ガロ,外村 仁 解説,井口 耕二

日経BP社
売り上げランキング : 51

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本書は、「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」の続編。

前作はジョブズのプレゼンが如何に素晴らしいか、そしてそのエッセンスを我々凡人が取り入れるための手法について書かれていましたが、本作はジョブズの思考法について焦点を当てて書かれています。

本書の特徴は、「読み物としては面白いけど、結局ジョブズの稀有な才能を思い知らせれて、我々が参考にできることは無いっす」という所からさらにもう一歩踏み込んで、我々凡人でも実践できる法則にまで落としこんで書かれているところがポイント。

本書では「7つの法則」として思考法がまとめられています。

法則1:大好きなことをする(キャリア)
法則2:宇宙に衝撃を与える(ビジョン)
法則3:頭に活を入れる(考え方)
法則4:製品を売るな。夢を売れ。(顧客)
法則5:1000ものことにノーと言う(デザイン)
法則6:めちゃくちゃすごい体験をつくる(体験)
法則7:メッセージの名人になる(ストーリー)

この法則を1つづつ読んでいくと、実はジョブズも普通の人間と何ら変わらないことに気付かされます。
単に書かれている7つの法則を愚直に実践しているだけなんだと。

そしてすべての出発点は、「情熱を傾けること」から始まるのだと感じました。

本書には2005年スタンフォード大学の祝辞でジョブズが語った言葉が随所に使われていますが、このスピーチは必見です。

「大好きなものをみつけてください。これは、愛する人をみつけるのと同じくらい大事です。仕事というのは人生のかなりの部分を占めるものであり、そこで本当の満足を得るためには、すばらしい仕事だと信じることをするしか方法がありません。そして、すばらしい仕事をするためには、自分の仕事を大好きになるしか方法がありません。まだみつけられていない人は探し続けてください。妥協しないこと。心がからむものはそういうものですが、みつかれば必ずわかります。そして、すばらしい関係とはそういうものですが、年を経るごとにもっともっとすばらしくなってゆきます。だから、みつかるまで探し続けてください。妥協しないでください。」

one more thing...
one more thing… / Pete Prodoehl

最強の営業戦略

最強の営業戦略
最強の営業戦略 栗谷 仁

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エンジニアでも営業のイロハぐらいは理解しておきたいし、物事の考え方を多面的に見たいという思いから本書を購入。

本書の内容を一言でいうなら、「営業力強化のためにフレームワークを使いながら論理的に営業活動の最適化を解説した書籍」。
しかも、より具体的に行動できるまで詳細に落とし込んでいるのも印象的です。
最終章では、営業活動を改善するためのプロジェクトの進め方まで書かれています。

営業に携わる方には必読だと思いますし、私のようなエンジニアも前半の「戦略・ターゲティングの明確化」や「戦略と個別活動とのリンク」の具体的な手法などは十分仕事に活用出来る内容が多くありました。
特に「戦略・ターゲティングの明確化」の章は、ページ数を割いて、顧客セグメンテーションや競合優位性を分析したうえで、ターゲットを絞り込んで収益を確保する手順を論理的に説明していて、非常に納得感があります。

ひとりじゃ何も出来ないけど、ひとりの時間も重要

 仕事とは、ひとりで完結することは絶対になくて、
どんな仕事でもその先には必ず人がいるわけで。

日々仕事に追われていると、どうしてもその仕事が人々にどんな影響を
もたらしていくのかってのを忘れがち。

特に忙しい時は、意識してひとりだけの時間を作り、
自分が今している仕事について想いを馳せることって大事だよなぁとか
この本を読んで感じた次第。

かかわり方のまなび方 かかわり方のまなび方
西村佳哲

筑摩書房
売り上げランキング : 8690

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「私たちの仕事の先には必ず人間がいる。そして、その「人間」が
 どう見えているかという一点が、それぞれの仕事の質の違いを生む。」

顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか

顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか
顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか トニー・シェイ,本荘 修二 監訳/豊田 早苗 訳/本荘 修二 訳

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本書は、ザッポスのCEOが書いた、アメリカのオンライン靴小売企業ザッポス・ドットコムの成功物語。

ザッポスという会社に馴染みがない方もいるかもしれないが、あのアマゾン・ドットコムが同社史上最大の買収額で買収した企業で、CEOのトニー・シェイはあのビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズと比べられるほどの起業家。

本書を読み終えて、最も強く感じたのは、「企業にとって最も重要なのは目先の売上や株主の顔色などではなく、企業文化である」ということ。

また、「企業文化の内容が重要なのではなく、企業文化を明確化することにより一体感ができることが重要」と言っているように、形だけの企業文化ではなく、真の意味で全社員が企業マインドを持つことを徹底しています。

「ザッポスのコア・バリュー」

  • サービスを通して「ワオ!」という驚きの体験を届ける
  • 変化を受け入れ、変化を推進する
  • 楽しさとちょっと変なものを想像する
  • 冒険好きで、創造的で、オープン・マインドであれ
  • 成長と学びを追求する
  • コミュニケーションにより、オープンで誠実な人間関係を築く
  • ポジティブなチームとファミリー精神を築く
  • より少ないものからより多くの成果を
  • 情熱と強い意志を持て
  • 謙虚であれ

これら、コアバリューにフィットする社員を採用し、育成していくことにこだわることで、長期的に成長を続け、ついには売上高10億ドルを超える企業を作り上げた、彼の信念は学ぶべきことが多いです。

本当に顧客第一主義とは何なのか?という問いに明快に答えてくれる、そんな一冊です。

以下のサイトでも、ザッポスの強さの秘密を垣間見ることが出来ます。
ザッポス最強伝説~アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか

また、以下の動画では、ザッポスの社内の様子を見ることが出来ます。
本当に社員のみんなが楽しみながら仕事をしていますね。すばらしい!

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