カテゴリー : 2009年 3月

「Open Cloud Manifesto」公開


MicrosoftとAmazonは不参加:IBM、Sun、Ciscoなど38団体が「Open Cloud Manifesto」公開 – ITmedia News
クラウド・コンピューティングを提供する企業から「Open Cloud Manifesto」のドラフトが公開されました。

この文書は、クラウドコンピューティングという新しい技術の原則について、コミュニティーで検討するきっかけを提供する目的で公開したという。クラウドコンピューティングの定義、現在の問題点、目的について記されており、「クラウドは可能な限りオープンでなければならない」と結論付けている。

ただ、ここまでクラウド・コンピューティング・サービスの先陣を走ってきた、Amazon、Microsoft、Googleといった企業の名前がありません。
どうやら「Open Cloud Manifesto」のイニシアチブを握っているのはIBMのようで、「一握りの企業がクラウドコンピューティングの発展、そして市場を支配しようとしているのは納得出来ん」という話のようですね。
MSとアマゾン、「Open Cloud Manifesto」に不参加を表明:ニュース – CNET Japan

「われわれは正直なところ、『(Open)Cloud Manifesto』の策定にオープン性が欠けていることに失望した。われわれは直接の経験を通して学んできたというのに、聞いたところでは、文書の改善を議論する意思はなく、ましてや改善を実施する気もないという。当社はつい先日、非公式に文書の写しを見せられ、機密事項だと警告され、改変や追加をせず『現状のままで』署名しなければならないと告げられた」

まだまだ一筋縄ではいかなそうではありますが、ただ今回の「Open Cloud Manifesto」の動きをみても、本格的にクラウド・コンピューティングの時代の到来を予感させるニュースではないでしょうか。”

2009年度日本のIT投資動向からエンジニアが立ち向かうべきベクトルを考えてみる


ガートナー | 2009年度日本のIT投資は6年ぶりのマイナス (速報値) - それでも3割は前年比増を計画

ガートナーITデマンド・リサーチの2008年11月調査結果によると、景気の急激な後退に連動して、2009年度のIT投資も減少傾向が一段と強くなった。しかし、こうした状況の中でも、IT投資を「増加」させる計画を持つ企業が3割存在することが分かった。

ということで2009年度は予定通りIT投資減少を見込んでおります。
通常、企業のIT投資は中長期計画として策定する場合が多いため、今後の景気動向によっては2010年度以降もIT投資減少という悲しい結果が待っているとも限らない。
全体的なパイの減少は避けられないものの、その少ないパイを奪っていかなければ我々エンジニアは生き残れないわけで。
そこで我々エンジニアはこの不況の海をどう泳いでいけば良いのかを考えてみました。
IT投資削減というコトバの裏をもう少し注意深く妄想して見てみると、大きく以下の2つが透けて見えてきます。
・コスト削減
・ビジネスへの貢献
■コスト削減
ユーザーが求めていることは、第一に「コスト削減」ということを認識すること、は大事ですね。(当たり前ですが改めて)
コスト削減は今に始まったことではないですが、不況に陥ったことで顕著に「コスト削減」が叫ばれているように感じます。
ただしベンダーとしての本音は「コスト削減とかマジ勘弁」ってのが正直なところ。でもユーザーのベクトルがコスト削減へと向いているのも関わらず、そっぽ向いてバカ高い提案を提示するとかはありえないっすよねぇ。
確かに利益を上げることはもちろん大事ですが、それは結果であって目的ではない。ピーター・ドラッカーは「企業の目的とは顧客を生み出すこと」と言っているように、ビジネスの本質は「ユーザーが満足するサービスを提案すること」であるということを忘れちゃいけないなぁと。
あくまでも、顧客の本質、現状、行動、期待、価値観を出発点に考える。
以上より、「コスト削減を意識した提案」はマスト。ですね。
■ビジネスへの貢献
すでに箱売りに徹した提案は提案ではなく、その先の価値を提供することこと提案であるという状況に変わってきてはいるものの、過去の成功体験が染みついて未だに箱売り文化から脱却できない方々も多かったり。
すでに大部分のユーザーはIT化が進んでおり、その結果ユーザーのITリテラシーも向上していおり、箱売りだけでは満足しない時代です。箱売りは結果であり目的ではなくなってきている。
あくまで目的はどんな価値を生み出せるのかということ。よりビジネスに直結した提案を求めてきています。
今後ユーザーは大きな変化に直面し、その結果より競争力を高めたいと認識するはず。現に私の友人は大手メーカーのシステム担当なんですが、ユーザーはこう変えていきたいと望んでいるにもかかわらず、ベンダーやインテグレーターの対応は遅いと。その結果、我々ユーザーが主導で決めていかなければいけないと話していました。
顧客の嗜好は今後もっとITが直接ビジネスに直結するような提案(ビジネスの最適化や新たな収益の獲得など)を求めてくるでしょう。
その意識を我々インテグレータは認識しなくちゃなぁと思います。
ユーザーはベンダーやインテグレーターの対して何を求めているのか?
人?物?知識?システム?
ユーザーはモノではなく能力に対価を払うということを改めて認識しましょう。
■まとめ
・ユーザーの利益を最優先に
・市場の変化に敏感に、プロアクティブに行動する
 市場のトレンドにマッチし、かつ将来を示す提案を
・箱売りに徹して価値を提案しないような愚策をしない
 ユーザーは物ではなく能力に対価を払うことを忘れない
・一式いくらとかそんな見積は提示しない
 機器を単なるハードウェアとして見る時代は終わった
・業務のシステム化レベルの提案とか時間のムダ
 全体最適化の意識を常に持つ
・過去の成功体験に縛られることなく、革新性、先進性を意識した提案
・各ユーザが求めるものを提供するのではなく、包括的に取り組むべきものを提供する
 ビジネスとITの融合、ビジョンへ到達するための具体的施策を盛り込む
最終的には、ユーザーとともに一丸となって不況の海を渡りきる同士となることが目標ですね。”

クラウド・サービス市場,2009年に21.3%成長し563億ドル規模へ

クラウド・サービス市場,2009年に21.3%成長し563億ドル規模へ:ITpro
2008年は464億ドル、2009年に563億ドルに、2013年には1501億ドルと予想だそうな。
ただし、クラウド・コンピューティングのインフラを提供するサービスは、2008年が25億ドル、2009年でも32億ドルと大きな増加は無いと予想。”

小倉昌男 経営学

ヤマト運輸の元会長、小倉昌男氏の経営哲学書。
名著と言われていた意味がようやくわかりました。
三越の岡田社長との確執から始まり、様々なエピソードを披露しながら小倉氏の経営学を披露しています。
文章も非常に読みやすく、経営者や流通・物流関係者以外のビジネスマンにもオススメの一冊。
実際に経営者として闘い続け、結果を出してきた方の著書は強烈なエネルギーを発しています。

アイデアパーソン入門

加藤 昌治氏の著書「考具」以来、加藤氏の著書は無条件に購入しています。
それほどまでに「考具」は個人的にグッときた著書でした。
本書は前2作のエッセンスを盛り込みつつ、よりシンプルに分かりやすくした印象です。
「たぐる」というキーワードを使って、「ぶつかる」「思いだす」「押える」「ほる」という4つの行動を意識的に行っていくことで効率よくアイデアを出すという方法は、単純だけどとっても有効ですね。
前2作に比べれば、個人的には内容が薄いかなぁという印象は受けたものの、やっぱり加藤氏の書く文体は読んでいて気持ちが良いです。

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