ディスタンスベクタ


RIP(Routing Information Protocol)

今回からダイナミックルーティングの基本、「RIP」について解説していきます。

RIPは、ダイナミックルーティングの中でも、ディスタンスベクタ型のルーティ
ングプロトコルと呼ばれます。

  「ほへ? でぃすたんすべくた???」

そうですね。いきなりディスタンスベクタと言っても分かりませんので、
今回はRIPの話は置いておいて、この「ディスタンスベクタ型」について解
説します。


ディスタンスベクタ型とは?

ディスタンスベクタ(Distance vector)とは、直訳すると
  • distance:距離
  • vector:方向

つまり「距離」と「方向」に着目した方式のことをディスタンスベクタ型
いいます。

それでは実際にどのような動作をするのかを見ていきましょう。

 


ディスタンスベクタ型の動作

ディスタンスベクタ型のルーティングプロトコルが動作しているルータが、
以下のように構成されているとします。

 



ディスタンスベクタなルーティングは、各ルータは自分が知っているルーテ
ィングテーブルを丸ごと、隣接するルータに送信します。
ちなみに、ルーティングプロトコルを使ってルーティングテーブルを伝える
ことを

  「広告(Advertise)する」

といいます。

この時に、送信する情報の中には、

 メトリック(そのネットワークに到達するための距離)

についての情報も含まれています。

受け取ったルータは、中身のルーティングテーブルを確認し、

  • 自分が知らないネットワークがあった場合
  • 自分が知っているネットワークでも、メトリック(距離)が短い場合

の時に限り、自分のルーティングテーブルに追加します。

 


つまり自分が知っているネットワークで、メトリックが長いものは破棄され
てしまいうわけですね。

 

この動作をすべてのルータ間で行うことによって、最終的には全てのルータ
が同じルーティングテーブルを持つことになります。

ネットワーク内のルータが、ルーティング情報のやり取りを終了した状態の
ことを、

 「収束(コンバージェンス)した」

と言います。

ネットワークが収束すれば、すべての経路がルーティングテーブルに反映さ
れていますので、通信が可能になるわけですね。

いかがですか。

これがディスタンスベクタの動作になります。

非常に単純なアルゴリズムで動作しているのが分かりますよね。

それでは次回は、このディスタンスベクタの欠点について書いていきます。

 

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