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マスタリングTCP/IP 応用編
入門編を卒業したらこちら。
応用編も入門編と同様に豊富な図を使用し、TCP/IPに関するさらに詳細な解説を記している。
特にパッケットの構造はかなり詳細に解説しており、初心者にはすこしつらいかもしれないが非常に読みやすいのでぜひ読んでみてほしい。 NATについても解説しています。
詳解TCP/IP〈Vol.1〉プロトコル
これも 必読中の必読書。
TCP/IPアーキテクチャを、実際にネットワークを組んで通信の動きを観察するという方法で書かれている。
本書に構成されているネットワークは単純なので、実際に同じ構成を組んで実機をいじりながら読み進めると非常に効果的に学ぶことが出来ると思います。
NATについても解説していますよ。
以下の図を使用してNATの動作を見ていきましょう。

この図の場合、LAN側のPCのアドレスは 10.1.1.2 が振られています。
もし、このアドレスのままパケットをインターネットへと送信したとしても、
すぐに破棄されてしまいます。
なぜならインターネット上にプライベートIPアドレスをもつパケットが
やってくるとすぐに破棄されてしまうためです。
そこでLANとインターネットの間にあるブロードバンドルータで、
送信元IPアドレス(10.1.1.2)を、自身が保持している
グローバルIPアドレス(210.124.5.21)に置き換えてインターネットへ
パケットを送信します。
このときの変換前と変換後のIPアドレスを自身のテーブルに
記録しておきます。
このテーブルのことをNATテーブル(あるいは変換テーブル)といいます。
そのパケットが目的のサーバへと到達すると、そのパケットに対する返信を
パケットの送信元IPアドレスである 210.124.5.21 に返信することになります。
210.124.5.21 とはつまりブロードバンドルータへとパケットは返信されます。
ブロードバンドルータへとパケットが到着すると、自身のNATテーブルを確認し、
元の送信元IPアドレスである 10.1.1.2 に置き換えてLAN側へと送信します。
この一連の動作によって無事にインターネット上のサーバと
通信が出来るわけです。
NATには1つ大きな問題があります。
それはNATにはブロードバンドルータが保持しているグローバルIPアドレスの
数しか同時に接続が出来ないという事です。
LAN側に接続されている複数のPCを1つのグローバルIPアドレスに変換して、
インターネットにパケットを送信した場合、そのパケットの返信はすべて
ブロードバンドルータのグローバルIPアドレス宛に返ってきます。
この時にブロードバンドルータはNATテーブルを見ても、どのPCのアドレスに
置き換えればよいのかを判断することが出来ないわけです。
そんな問題を解決するために考え出されたのが、
NAPT(IPマスカレード)という機能です。
ということで、次回はNAPTについての解説です。
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