MPLS - ラベルの配布と制御

ラベルの配布方法は 2 通り

 

隣接の LSR へラベルを配布する方法は以下の 2 通りがあります。

1.Downstream-on-Demand型
  隣接 LSR がラベル情報の要求があった場合にラベルを配布する方法

 

Downstream-on-Demand型

 

 

2.Downstream Unsolicited 型
  ラベル要求のメッセージが無くても、トラフィックフローの
  下流(宛先)から順次配布していく方法

 

Downstream Unsolicited 型

 

ラベルの分配制御方法も 2 通り

さらに、ラベル分配の制御方法にも 2 通りの方法があります。

1.Ordered Control
  下流(宛先)から順にFECに対するラベル割り当て動作を行う方法
  下流からラベル情報を受信するまで、ラベルを配布しないため、
  確実に LSPを張ることが可能。

 

 

2.Independent Control
  下流(宛先)からラベル情報を受信しなくても自身の内部の
  レベル割り当て情報を上流にラベル配布する方法
  FECにラベルを割り当てる処理と、割り当てた情報を配布する処理を連動させずに
  独立して実行する。

 

さらにラベルの保存方法も 2 通り

FEC に対してラベルが付与され、ラベルが配布されると各 LSR は受信したラベ
ル情報を内部に保存します。
このときに、FEC とラベルの対応情報を保存する方法が 2 通り存在します。

1.Conservative Label Retention Mode
  最短ルートのネクストホップからのラベルのみ保存する方法
  リソースの節約が可能なことと、ループの検出に優れていることが利点

 

 

2.Liberal Label Retention Mode
  すべてのネイバーからのラベルを保存する方法
  すでにラベル情報を保存しているため、障害時での収束が早いが多くの
  リソースを消費してしまう。

 

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