ある朝の電車で…


ある朝の電車の中でファンデーション一個使い切るかのごとく
塗りたくっていた女性たちに出くわした

その姿は

 

 アングロ・サクソン・ビューティならぬ、
 ガングロ・サクソン・ビューティなたたずまい

 

ある意味異邦人的な感覚ってやつ?

っていうか本当に人なのかという疑問さえ沸いてくる

通勤ラッシュはサラリーマンの聖地

 そう 我々の聖地なのである

 

       ■     □     ■

 

その我々の聖地(通称オリンピア)を脅かすほどに
その物体は異彩を放ちまくっていた

その会話もまたありえないほどに異彩である

 

 ガングロ1「ねぇねぇきいてきいて」

 ガングロ2「んんなぁに?」

 ガングロ1「30過ぎてチープなTシャツはありえなぁ~い

 ガングロ2「ありえないよねぇ!!」

 

いやいや あなたたちがありえない

ていうか意味がわからん

私にとって通勤電車は貴重な読書の時間でもあるのである

とにかく雑念を振り払い 手に持っていた我が愛読雑誌
「Network World」に全神経を集中する

しかしその物体たちは いとも容易く集中力をぶった切ってくるのである

 

 ガングロ1「でもデリバティブなTシャツならありだよね

 ガングロ2「そうだよねぇ!!」

 

だめだ まったく集中できん

なんなんだ デリバティブなTシャツって?

 

誰もが嫌悪感 いや殺意さえ覚えていたそのとき

その物体たちが別の話題を話し始めた

 

 ガングロ1「ねぇねぇきいてきいて」

 ガングロ2「んんなぁに」

 ガングロ1「あたし養護施設ではたらきたいんだけどぉ」

 ガングロ2「ええっなんで?」

 ガングロ1「やっぱ困ってる人をみてると助けたいしぃ」

 ガングロ2「でもうざくない?」
       「なんでタダで人に奉仕しなくちゃなんないのぉ?みたいなぁ?」

 ガングロ1「何言ってんの?」

      「奉仕って私たちがこの世に住むために支払う家賃なんだからぁ」

 

この一言に疲れ切ったサラリーマンたちが一斉に振り向いた

おっおっおねいさん!!

あんた見直したよ!!

そうかそうだったのか!!

この方たちは我々サラリーマンの聖地に舞い降りた天使だったのかもしれない…

よく顔を見てみると、心なしか気品溢れる顔立ちではないか!!

私はいったい今まで何を見ていたのか?
外見に惑わされて、本質を見ていなかった自分こそ人として劣るのではないか!?

なんて感動に失禁寸前だったその時、

 

 ガングロ2「でも養護施設ってどうやったらはたらけんの?」

 ガングロ1「ん~?わかんないけどぉ…」

       「とりあえず禁煙だべ!!」

 

いやごめん やっぱさっきの撤回

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