ネットワークエンジニアという仕事(2)

ネットワークエンジニアに必要なスキルとは?

前回はネットワークエンジニアという仕事について書きましたので今回は具体的にネットワークエンジニアに求められるスキルとはどういったものが必要なのかということについて書いてみたいと思います 。

 

ネットワークエンジニア:技術スキル

・ネットワークに関する技術スキル
なんといってもネットワークに関する技術的なスキルはネットワークエンジニアは必須です。
といっても各メーカの機器の設定をそらで設定出来るなんてスキルは無いよりもあった方がまし程度でなきゃないで問題ないんじゃないかなぁと個人的には思います。

ここで言っているネットワークに関する技術スキルとは固有のベンダに依存しない標準化されているネットワーク技術のことです。
そもそもネットワークの技術はIETF,IEEE,ITUといった標準化機関によって規格化されています。
その標準化は新しい技術が次々と取り込まれ、日々新たな規格として世に送り出されています。

ネットワークエンジニアを目指している方は、まずネットワーク技術の基礎をしっかりと身につけるべきだと思います。
基礎さえしっかり理解していれば、あとはその応用に過ぎません。

・コンピュータに関する技術スキル
ネットワークの世界は目で見て実感できるというものではありません。
ネットワークはあくまで通信経路を確保する手段であって通信は出来て当たり前であって、エンドユーザーがネットワークを意識することはまずありません。
ただし障害が発生すると真っ先に疑われるのがネットワークでありネットワークエンジニアだったりするのですが…

ネットワークは社内の業務システム上欠かすことの出来ないシステムであるものの、それはあくまで土台に過ぎずその上に乗っかるコンピュータシステムが必要不可欠なわけです。

ネットワークを構築していく上で、ネットワーク上で動作している各コンピュータシステムを意識して構築していくことで、より最適なシステムにすることが出来ると思います。

それは業務アプリケーションであったり、メールやウェブ、DNSといった各種サーバであったり様々ですが、こういった各アプリケーションがどういった通信形態でどのように動作しているのかということをネットワークエンジニアであっても把握しておく必要があると思います。
ネットワークエンジニアはとかくサーバを触りたがらない人種が多いようですが(私の周りだけ?)、これからはアプリケーションも含めた1つのシステムとして構築できるスキルが必須になってくるのではないでしょうか?

ネットワークエンジニア:ヒューマンスキル

1つのプロジェクトを動かしていると、突発的なトラブルというものはどうしても発生してしまいます。
それを未然に防ぐ、あるいは最小限に抑えるためにはつねにプロジェクト全体

ネットワークエンジニアに関わらずヒューマンスキルはどんな仕事であっても必要ではないでしょうか?

ヒューマンスキルとは生まれながらの性格に裏打ちされたものだと言う方もおりますが、私はヒューマンスキルとは“学び実践する”ことで習得出来るスキルであると思います。

“ヒューマンスキルとは生まれながらの性格だ”と言う方は、それが技術スキルの様に覚えるだけでは身に付かず、実際に実践していくことで少しずつ身につけていくスキルであり、自身でも実際に向上しているかどうか気づきずらいため、そう感じているのではないかと思います。

大規模なネットワーク設計プロジェクトなどは、参加しているプロジェクトの人数はネットワークエンジニア以外もいるわけで当然多くなります。
そんな大規模プロジェクトのリーダーは技術スキルよりもヒューマンスキル、調整スキルといったスキルの方が重要であり、ヒューマンスキルの高いリーダーが担当しているプロジェクトはスムーズに進みます。

もちろん担当者レベルでもヒューマンスキルは重要で、例えば顧客との打ち合わせやプレゼンテーションを行うときにも、ヒューマンスキルがあればスムーズに進行するし、場合によっては受注できる可能性も上がるかもしれません。

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ネットワークエンジニア:システム全体を見渡せるスキル

大きな裁量権を持ち、プロジェクトをまとめるリーダは当然のごとく必須なわけですが、プロジェクトリーダーだけではなく、作業員という立場で携わっているネットワークエンジニアであってもこのスキルはとても重要だと思います。

例えば、ネットワークトラブルシューティングを行う場合でもこのスキルがあるとないとでは障害復旧時間に大きく影響してきます。

ネットワークの障害は目に見えない場合がほとんどのため、頭の中でネットワークの全体の構成を意識しながら障害個所の特定をします。

ネットワークエンジニアはルーティングや機器構成などを意識しながら正常時のデータの流れ、障害時に想定されるデータの流れを頭の中で1つ1つ紐解いていきます。
このような行為はある特定の部分に固執するのではなくシステム全体を意識しながら作業を行うことでより効率的に作業を進めることが出来ます。

これって簡単なようで案外難しいわけで、特に突発的な障害発生時にはどうしても焦りというものが顔を出し視野が狭くなってしまう場合があります。

また経験の浅いネットワークエンジニアもこういった傾向にあるようです。

常日頃から一歩引いて物事を眺める習慣をつけておきましょう。

 

以上話をまとめると
理想的なネットワークエンジニアとは、レイヤ1からレイヤ7に至るまでバランスの良いスキルを持ち、そこに抜群の交渉力とシステム全体を見渡せる能力を持ち合わせた技術者が理想的となるわけですが、はっきり言ってそんなネットワークエンジニアは私の人生でも数人しか出会ったことがありません。
でもそんな人たちはやっぱり端から見てもスゲーっすよ。

そんな理想的なネットワークエンジニアに近づくためには常にアンテナを高く張り、学びつづける姿勢を持ちつづけることが大事ではないかと思います。

というわけで超個人的私見を踏まえてネットワークエンジニアについて書いてみました。

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